第3話 学園生活
外は晴天に恵まれ、爽やかな朝が広がっていたが、その中で慌ただしく騒ぐ二人の姿があった。
「なんでお前まで寝坊するんだよ⁉︎」
「仕方ないだろ、昨日は鋼鬼のせいで、疲れてて、目覚ましをセットし忘れたんだよ、てか、鋼鬼だって寝坊してるじゃないか⁉︎」
「俺は良いんだよ、昨日は意識がなかったからな」
「言いわけないだろ! なんでも良いから早く用意しろよ、これ以上遅刻したらどんな罰が待ってるか分からないんだから」
「分かってるよ」
それを最後に、互いに制服を身につけたり、授業準備を慌ただしく行った。
そしてお互いに準備が整うと、鋼鬼が時間を訪ねて来た。
「八時五十一分だよ」
それに簡的に応えた。
「成功法じゃ、間に合わないか、なら残された手は一つだ、分かってるよな?」
俺は力強く頷き、玄関とは真逆にある窓を開き、勢いよく飛び降りた。
一応、二階から飛び降りただけだから、足に軽い痺れが襲うだけで済む事ができ、鋼鬼も後に続けと飛び降りて来た。
そして二人は、一キロ先にある学園を目指して、全力ダッシュをした。
それが功を奏し、ギリギリ滑り込みで間に合う事ができた。
「お前達は毎度毎度、たまには静かに登校できないのか?」
このクラスの担任である、佐藤 一成が呆れたように訪ねて来たが、返答する体力もなく、軽く手を上げる事しか出来なかった。
「もういい、では授業を始めるぞ」
本当に呆れたのか、授業を開始し始めた。
今俺がいるのは、日本の元岡山県あたりに位置する、中国支部にいた。
この学園は中国支部と並列しており、神機を作り、修復する設備士と、優秀な神機操縦者を生み出す事を目的としているが、要はあの怪物と戦う駒を集めるための学園であり、もし、怪物が出現したら、問答無用で出撃させられる、とんでもブラック企業だ。
まぁ俺と光輝は設備士の方だから、出撃は無いから安全なんだけどね。
そんな事を考えている間も授業は進んでいっていた。
「そして今現在では、ソロモンの悪魔と表されるキング級の生命体は三十九体確認されておりその全てが、無事討伐されているが、クイーン級以下の生命体には、撃ち漏らしが多く存在しており、今でも何処かに潜伏している可能性があり」
今日は歴史の授業だが、佐藤が今喋っている事は、何度も聞いたことのある事であり、面倒臭く、睡魔が襲って来るような授業であった。
現に隣の鋼鬼は爆睡していた。
正直、佐藤の説明は堅苦しうえ、分かりにくいが、簡単に言えば、かつて世界を襲った生命体には、キング級などのような階級がつけられ、クイーン級以下の生命体は、キング級によって産み出されるとされ、キング級は合計七十二体存在する事が分かっている。
「そしてその、生命体に対抗するために生み出されたのが神機であり、これは神の機体と言う意味があり、また最初のアダム型以降の神機にはキング級のコアが使われ」
要は、世界中に送られた設計図には、神機の設計図があり、世界各国の最初の神機はアダム型と言われ、他にも、生命体の有意性も書かれており、そのコアが神機の源であり、死後の生命体は高度な鉱物かする事が分かり、新たな神機の開発が可能になった。
そして、神機にも神級・伝説級そして量産型が存在し、神級はキング級のコアを、伝説級はクイーン級のコアによって作り出されている。
「では、我々日本が所有する神級神機の数と機体名が分かる者はいるか?」
佐藤が挙手を求めたが、誰も挙手をする者は現れなかった。
「分かった、ではアキラ答えてもらえるか?」
アキラが名だし使命された。
アキラはいつも通りの怠そうな顔を隠そうとせず嫌そうに立ち上がると、だるそうに。
「あぁ〜、日本が所有する神級はアダム型・ミナカヌシを除くと、4機存在し、機体名はスサノオ、イザナギ、イザナミ、そして中国支部の神機、アマテラスが存在し、また日本には、未使用のキング級コアを一つ所持しています」
「そこまでで結構だ、では次に、この中国支部が所持しているアマテラスと、伝説級の神機の説明を、日向、頼めるか?」
アキラの説明はが終わり、今度はその隣の日向さんが指定された。
日向は、凛とした大和撫子のような女性で、動じることなく冷静な面持ちで、この教室で一つ空いた席を一瞥し。
「はい、まず神級・アマテラスですが、アマテラスは広範囲殲滅を目的に作られ、その特徴は、背中にある十枚の天輪と呼ばれる翼を脳波支配によって、自由自在に操る事の出来る、アマテラスだけが所持する武装ですが、脳波支配は操縦者に多くの負荷をかけるため、今まででに天輪を半分もまともに操れた者はおらず、またアマテラスの操縦者は毎回十回も搭乗するとこができず、脳が破壊され植物状態になるデメリットがあります。そのため、アマテラスは時代を先登りすぎた、失敗作と、世界の笑い物になっています。」
あんだけ長い文を、噛まずにつらつらと唱える日向さんに感心している間も、日向さんは他の説明を続けていた。
「次に中国支部の伝説級は二機存在していますが、そのどちらも未操縦者及び、操縦者の戦闘放棄により、今はそのどちらも可動していません。」
この説明に隣で寝ていたはずの鋼鬼が僅かに反応した。
だがそんなことに気づくはずもなく、日向は説明を続けた。
「そのうち操縦者の存在しない、機体名〈金剛〉は、高出力・高耐久を、テーマに作られた機体ですが、その機体は、起動しただけで搭乗者の身体を内部から破壊し、死に至らしめてしまうため、呪われた機体と言われています。
そして次に機体名〈羅雪〉ですがこちらは、高起動をテーマに作られた機体であり、また機体名には最初の搭乗者の名前が使われていますが、その搭乗者である羅雪 雪乃は死を恐れ、戦闘放棄をしたことにより、羅雪は新たな操縦者を得ることもできず、今も眠り続けています」
隣の鋼鬼に目を向けると、必死に何かに堪えていた。
成長した相方を微笑ましい顔でいていると、何の前触れもなくど突かれた。
まぁ、日向さん達に突っかからなくなっただけマシかっと思っていた矢先、余計な事を言う奴がいた。
「全く、羅雪 雪乃のせいで、本来なら僕の元に来るはずの羅雪が今も眠り続けているなんて、本当に宝の持ち腐れすぎて笑えないよ、何ならさっさと死んで、操縦者リセットをしてもらいたいものだよ」
バアッン‼︎
鋼鬼が机を叩きつけ、完璧にキレてる顔で、暴言を吐いた霧崎 陰虎に向かって行っていた。
「テメェ、もっかい言ってみろ‼︎」
「あぁ、何度だって言ってやるさ」
鋼鬼は陰虎の胸ぐらを掴み今にも殴りそうな勢いだった。
その一触即発の空気の中で、俺はと言うと椅子をひこずりながら、鋼鬼の背後につき。
ああ、面倒臭さいなぁー、でも一応雪乃さんのお願いだからやるしかないかっと、自分に言い聞かせ。
「死ねぇー、鋼鬼‼︎」
持っていた椅子で思いっきり鋼鬼の頭を殴った。
これには流石の鋼鬼でも意識を失った。
死んではないと思う多分。
そして、周りの呆然としているクラスメイトには目もくれず、佐藤に「鋼鬼が急に倒れたので保健室に連れて行ってきます」と簡単に伝え、佐藤の返事を聞かず教室を後にした。
あらすじが、おかしくなっていたので直しました。




