突然だけど
授業中、まともに起きてはいない。何のために学校に来ているのかと問われると、きっと「さぁ?」と言って首を傾げるだろう。
あいつはそんな奴だ。
「であるからしてー・・・って、なんだお前、珍しいな」
驚きながらも、嬉しそうに教師は誰かに向かって話し掛けていた。周りの生徒からも「珍しー」とか「雨が降るぞー」とか言う言葉が聞こえてきた。後ろを振り向くと、そう、あの万年熟睡男が起きて何かを書いていた。
「俺は嬉しいぞ〜こんなにも教師をやっていてよかったと思った日はない」
たかが起きているだけだというのに。どれだけあいつはこの教師に苦労をかけているのか計り知れない。しかしそれも束の間、またしてもあいつは眠りの世界へと旅立ったらしい。教師は「またか」と言って、本当に残念そうにしたがすぐに授業を再開した。切り替えが早かったが、それでもどこか寂しげな後姿だった。
「ねえ、不動さん」
とんとんと肩を叩かれ後ろを振り向くと、1枚の紙が渡された。
「石井から」
そう言って彼女はくすくすと笑った。わけがわからず私は紙に書かれている内容を読んだ。
突然だけど好きです。
付き合ってください。
石井
バッと後ろを振り向くと、少し小さくなった彼が見えた。耳が真っ赤だった。
「どうした不動?顔が真っ赤だぞ」
そしてそれ以上に、私は顔が赤かったようだ。教師は不思議そうに私を見た。いつの間にかクラス中に知られていたのか、「先生諸事情よー」とか「すげー」などという言葉が聞こえてきた。
それでもわからない教師は、その時間中不思議そうに私やあいつを交互に見ていた。
2年程前の作品です。ちょっと(だいぶ?)直しました。いやーたまりませんね。何これ?!というのが多かったです。なんとなく直しきれてない感じもしますが、それは温かい目でお願いします。
実は手紙〜To you of dear〜2もありますので、そっちも修正でき次第UPします。まあとりあえず・・・これは新しくないから!中途半端じゃないな、うん!
ああ・・・もちっとがんばろう。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。




