小説家になろうの戦場を、一人で彷徨っていますか?
あなたは「プロの小説家になろう」ですか? それとも「アマチュア小説家になろう」ですか?
どちらにしても、ポイントって気になる存在ですよね。
これはそのポイントに一喜一憂してしまう素直な感情を否定しないエッセイです。
はじめまして、或いはお久しぶりです。私、ポイント教信者。と申します。
者。ですよ、句点込です。字画にこだわりがあるわけでは無いのですが一応……いやいや、もっと大事な事があった! 『ポイント教』ですからね。『ポイント狂』じゃないですよ!
出だしから話が逸れている? そうでもありません。
だって、もしかしたらあなたも『ポイント教』の教義を分かっているからこそ瀕死状態なのではありませんか?
見知らぬ誰かが自分の書いた作品に対して「続きが読みたい」とブックマークをつけてくれる。「面白かった」と評価してくれる。そんな時、ポイントと言うエールが作品と作者に届く……からこそ……そう思うからこそ!「何で俺の作品にはポイントが入んないんだぁ!」「私の小説って、そんなにダメなの?」と打ちひしがれているのではないですか?
「自分なんか、ここにいても居なくても同じ、どうせ誰も自分の事なんて気にしてないんだ」
そう思うのは相手が数字じゃなくて、人間だからですよね。
あの小説情報欄に浮かび上がる数字の向こうに、見知らぬ誰かがいるから気になってしょうがない。
あの小説情報欄の赤い数字の向こうに、誰もいないのが虚しくてしょうがない。
大丈夫です。かなりの人がそうですから。
統計を取った訳ではありませんが、そう思います。いや、もう断言しちゃいましょう! 何故って、その方が私が幸せだからです。
なんて生温いっ! とお怒りにならないでください。
今回のエッセイの趣旨は“あくまでも趣味で小説を書いている瀕死のマイナー作家さん(だが、密かに書籍化の野望有含む)”に瀕死だったマイナー作家が“相変わらずマイナーなのに気にしていない”様子をお知らせし、少しでも気楽になってくれたらいいなぁ……と言う、極めて生温いものです。
『なろう』の厳しさを肌で感じ「これからどうした物か」と途方に暮れている方に、すっかりやる気を失ってしまった方に、もしかしたら後々大ブレークするかもしれない方に……
――――取り敢えず、一旦立ち止まってみてもいいんじゃない?
と、言うだけの独り言です。
ですのでここには“ポイントが獲得出来る小説の書き方”も“プロを目指すための心得”も何もありません。
そういった作品は良作が沢山ありますし、私には語る能力がありませんので。
因みに私『なろう歴』僅か五か月の若輩者ですので、先輩方には『ありふれた話』になってしまうかもしれません。
以上の点をご理解頂いて、同意して頂いた方のみ次へお進みください。
必要なさそうな内容と感じられた方。ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。機会がありましたらまたお会いしましょう。
折角いらして下さったのですから、もしもあなたが瀕死なら最終話だけでも見て行って下さると嬉しいです。