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個人的にもっと作品の元ネタになって良いだろ、って国があるよなって話

作者: 朝日 橋立

 さて、皆さんネット小説は読んでいるでしょうか。

 皆さんが読んだネット小説、特にファンタジー系の作品を思い浮かべてください。


 その作品群の元ネタらしき国はどこでしょうか?

 フランス、イギリスにドイツ、こういった国が基となっているらしいものは多いと思います。

 中国や日本も時折見ますが、中世ファンタジー的な作品のメインではない印象です。


 この三国の魅力とは何か、といえばすぐに幾つもを出せると思います。

 イギリスでいえば名誉革命や議会政治、フランスは絶対王政に百年戦争、ドイツは神聖ローマ帝国やナチスドイツ、何とも創作の種となる要素が沢山あります。


 確かに、これらの国は非常に魅力があるでしょう。

 しかし、これ以外にも元ネタにすると中々面白い国というのは山のようにある、と個人的には考えます。

 皆さんもきっと「この国が元ネタの話はないのか」と思ったことがあるはずです。

 ええ、きっとあるに違いがありません。


 さて、個人的にこの国が元ネタの話がないのはおかしいだろうランキング個人的一位を書きます。


 第一位「オスマン朝トルコ」


 皆さんご存じオスマントルコ帝国ですね。

 今のバルカンからアナトリアを通って、イランの辺りを支配していました。

 ちなみに「オスマン」という語は一人の人物の名前です。


 さて、この国のロマンとしてはまず王の二つ名があるでしょう。

 例えば敬虔王だとか、苛烈王や壮麗王、もう中二心がくすぐられるものが非常に多いです。

 それに、オスマンの皇帝はその二つ名に似合う波乱万丈な人生を送っています。当然のように兄弟を殺していますし。


 また他のロマンとしては、軍事的ロマンでしょう。

 オスマンの西には東ローマ帝国、ビザンツ帝国があります。

 そして、東にはサファヴィー朝などの大国がある時もあれば、よく反乱がおきる地域がありました。

 そのため、ビザンツと戦争をすると背後から責められ、東の国と戦争をするとビザンツに攻められる、というような地理的な不利さがあった訳です。

 これはドイツ帝国と似ていますね。


 しかし、この状況にも関わらず、ご存じの通りビザンツ帝国をオスマンは倒しています。

 その過程をさらっと追うだけで面白いように思えます。


 さて、なぜこのロマン大国が使われていないのか。

 幾つか思い至る理由はあります。

 それは身近じゃないからでしょう。


 例えばイギリスなんてものは顕著で、これはよく名前を聞きます。

 特に歴史の授業はイギリスを中心に進むことになります。

 他の国に関しても、絶対王政についてだったり、ドイツ帝国のビスマルクについてだとかで、よく歴史に名前が挙がることが関係しているでしょう。


 勿論、オスマンも名前が挙がるのですが、何とも少ない。

 基本歴史のスポットライトは、ヨーロッパですから興味が中央アジアのアナトリアには向かないのでしょう。


 結局のところ、オスマン帝国というのは一般的なロマンが周知されていないということなのでしょう。

 さて、そろそろネタ切れです。

 私が言いたいことを一つにまとめましょう。


 皆オスマン帝国で作品を作ろうぜ!

 以上!

あっ、個人的にオスマン帝国を元ネタにすると、案外テンプレからは外れると思います。

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― 新着の感想 ―
 オスマン帝国はいろいろと難しいらしいですよ。 『薩摩転生』が、原作じゃなく、原案でコミカライズされたのは、敵にオスマン帝国を出さないためだったらしいですし(※それ以前に書籍化の話があったらしいですが…
オスマン帝国、いいですよね。 何しろ長期政権なので、題材も豊富ですし。 ただ、やはりネックになるのはイスラム教要素をどう取り扱うか、でしょうか。 ちなみに、カクヨムに掲載されている悠井すみれ様という…
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