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6 異邦人の見分け方?


――――――――――


【防具・首】瑠璃――魔首飾― 品―:良 レ―度5

耐久100% 重量1 属性:魔水 魔力伝導率120%(水属性に限り150%) 聖力伝導率70%

ラ――ラズ―(―璃)が埋――まれ―首―り。

―飾り――め込ま―た――スラズ――魔水力を溜――れ、緊急――はその――力で装備――全周囲に―界が展――れる。任意で――動も可能。

結――展開される――の場から―けな――る。

――力は封――れて―る。


【防具・体上下】混――毒砂竜――鎧(ヴァー――メイ―) 品質:― レア―8

耐久100% 重量4 属性:魔砂 魔力伝導率150%(砂属性に限り170%) 聖力伝導率80%

過――ユトゥル――国に現れ――混沌に存――る蛇毒―竜(サ―ドワ――)の特――体の外殻――用した軽―。

胸――両足の裾――魔霊石が――込まれ――り、魔力――める―とがで――。

―霊石――めら―た魔――自由に――出す―と――きる。


【防具・足】聖樹皮――靴 ―質:優 レ――6

耐久100% 重量1 属性:聖樹 魔力伝導率70% 聖力伝導率120%(樹属性に限り150%)

聖森――生えて―る聖――樹皮で―られ――靴。

聖――靴全体――める――で足元か――が生――きて身体―――上げて――る。

常――体感体――減らし――れ―。


――――――――――


 これが防具類の鑑定結果だな。

 この3つは先の双剣よりは品質だったり効果が低いようだが、それでも今の俺では使用することが出来なかった。


 やっぱり、今受け取るべきじゃなかったか? もうちょっと強くなって確実に装備できる、というような状況になってから、受け取った方がよかったのではなかろうか。

 まぁもう受け取った物はしょうがないから次から似たような物はそうしよう。


「では、取り敢えず話は以上だ。いや、もう1つあったな。

 これを持っていけ。これがないと貴族街を出ることはできないからな」

「カード? あぁ、ここに来る途中の門で見せてたやつか」

「それと同じものだ」


 アセヴィルが懐から取り出したのは1枚のカード。所謂通行証のようなものなのだろう。

 それを受け取り、アイテムボックスに仕舞う。


「あぁ、それとその、物を何もない所に術の展開なしで仕舞えるのは異邦人のみだ。

 故に無用な時間を流したくないのであれば、ポケットなどに手を入れて発動することをお勧めするよ」

「解った。ん? てことはアイテムボックスを使ってるところを見られなかったら、異邦人だとバレることはないという事か。じゃあ、何でアセヴィルは俺の事を異邦人だと分かったんだよ」


 そうだよ。アセヴィルは俺との出会い頭に異邦人だと見抜いていた。

 あの時はアイテムボックスなんて使ってなかった。精々鑑定を使ったぐらいだ。


「それについては簡単だ。ただお前がこの世界に生まれる瞬間を見ていただけだ」

「へぇー。成程。そうか。この世界のヒトは無から出てこないもんな。

 しかもプレ、異邦人の様に生き返ることはないよな」

「まぁそうだな。生き返る手段が無いことはないが、異邦人の様に簡単に生き返ることは難しいだろう」


 生き返る手段はあるにはあるが、簡単には使用できないものか。


「じゃあ取り敢えずこれで話は終わったのか?」

「いや、本当の最後に此処の説明をしておく。此処はフレイトゥルに存在するユトゥル魔王国大使館だ。そしてこの部屋はその地下室となっている。

 取り敢えず、ここの門番に先ほど渡した通行証を見せることでイズホ1人でも入れるようには言っておく」

「ん、分かった」

「じゃあ、これで今伝えるべきことは伝えた。俺は今からするべき事があるからイズホも自由にしていいぞ」

「了解。じゃあ失礼するよ」


 とのことなので。

 そう言って、この部屋から出た。



     △▼△▼△


 部屋を出てから少しだけ迷ったものの、無事に大使館から出ることに成功し、そのまま一直線に貴族街と城下町の境界線に行き通行証を見せ潜った。

 道中はゲーム内掲示板を見ながら移動したが、それにより目的地は決まった。

 ゲーム内掲示板には一番初めに行くべき場所などの情報があり、そのうちの1つに今向かっている場所である『職業登録組合』も入っていた。


 大使館から40分ほどかけて歩き、始まりの噴水広場に戻ってきてその北東の位置にある建物を見る。

 その建物に扉はなく、大人が2人両手を広げて横に並べる幅の出入り口があるだけだ。

 そしてその出入り口のすぐ上には看板があり、そこにはこの世界の文字――の下に小さく日本語――で『職業登録組合』と書かれている。


 なぜ職業登録組合に来たかというと、職業登録をすることで街への出入りが比較的自由になる、というのが1つの大きな理由だ。

 さらに、冒険にとなるとしても生産者になるとしても、この職業登録組合で発行される職業カードがなければ、それぞれのギルドで登録が出来ないらしい。


 故に、職業登録組合へ来たわけだが、その建物の前にはプレイヤーのマークの付いた人々が沢山居て、真面に近づくことが出来ない状態となっていた。

 幸いにして、曖昧ながら列の様なモノは出来ているのでそこに並べば、いつかは職業登録組合の建物に入ることが出来るだろう。


 列に並んで前が進めば俺も進むだけという状態になってしまったので、今のステータスでも確認するか。


――――――――――


名称:イズホ

種族:水人族

職業:未設定

状態:正常

Lv.1

スキル

剣術Lv.1、杖術Lv.1、水術Lv.1、鑑定Lv.2、精神強化Lv.1、土属性脆弱Lv.10、初期スキル枠×1

スキルポイント:100

称号:―――加―(状態:秘匿)

装備:初心者の上着、初心者のズボン、初心者の木剣、初心者の杖

  『初心者装備セット効果』:5分につきHP及び魔力、聖力が1%回復


――――――――――


 この地に降り立ってすぐに確認したステータスと変わったところは、2か所だけかな。スキルポイントと称号だな。

 1つ目のスキルポイントだが、獲得したのはいつなのか。ログを見てみると、アセヴィルとの会話が終わりアセヴィルの部屋から出た瞬間ぐらいとなってるな。

 つまり『世界の改変』の説明を受けたことで貰ったポイントという事か? でも説明らしい説明は受けてないような気もする。受けたのはアセヴィル自身の説明だし。


 まぁいいや。2つ目の称号を見るか。

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