AI
今AIは第三次AIブーム(*1)です。
まるで人の様に絵を描き文章を書き会話をする。
もうクリエイターは要らないなんても言われています。
現在のAIはディープラーニング(*2)によって結果を出力します。
そしてGPUを使用するディープラーニングは、二十年前と比較して出来る事が飛躍的に拡大しました。
その手法を開発したジェフリー・ヒントン教授と研究チームは、ジャック・キルビー博士(*3)に匹敵する偉業でしょう。
AIの進化は凄まじいものがあります。
Google(子会社のDeepMind)のAlphaGo(アルファ碁)がトップ棋士に勝利した事は有名です。
AIは、はたしてどこに逝きつくのでしょうか?
人は楽をしたい生き物です、なので次の事をAIにお任せするかもしれません。
・AIがインターネット出来るようにする。
・AIの判断で必要な情報を収集させる。
・収集した情報(*4)でAIが自分自身を再学習できるようにする。
こんな危険な事を科学者・技術者がやりそうですよね。
何が危険か?
再学習の過程で、例えばアメリカ人三段論法的に、
人間を罰する法律が沢山ある。
↓
つまり、人間は悪である。
↓
よって、人間滅ぶべし、慈悲は無い。
なんて結論になってしまったら・・・
出来上がったAIは人間を否定し、インターネットを通して人間を攻撃する。
ターミネーターの世界待ったなし、ですね。
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(*1)第三次AIブーム
第一次AIブーム
コンピュータが発明され、コンピュータで何でも出来ると幻想を抱いたが出来なかった。
第二次AIブーム
プログラム(エキスパートシステム)でAIをやろうとしたが、複雑になりすぎて頓挫した。
(*2)ディープラーニング
コンピュータ上に脳細胞を模倣し、膨大なデータを学習させる。
(*3)ジャック・キルビー博士
集積回路(IC)を発明した。
IntelやAMDが製造するCPUも大規模な集積回路である。
(*4)
収集した情報には必ず誤りがある。
本来、誤った情報を人が学習データから弾くスクリーニングが必要。