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フタリのカノジョ  作者: TKsunder
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オモワク(夢)

んー、連続投稿、夢側は基本すぐ書き始めるからこんなことがあっても不思議じゃない!更新話で見てる方は10数分前に更新された前話があるのでそちらから

「私は許せないよ!」


開口一番にそう言われても、というのが俺の反応なのだが、それすら少し不服らしい。


「私もデートしたい!」


と言われても、これも俗に言う放課後デートのようなものだろう。って言っても納得しないだろうな。


「だって付き合ってないもん!」

「付き合うって…俺は既に亜美さんがいてだな……ってあれ」


なんか話せるようになった。


「お、ついに颯太も話せるようになったんだね!夢の中で成長するとは、お姉さんも鼻が高いよ」

「いやまぁ嬉しいは嬉しいが……どうせ思ってても声は届くからあんまり関係ないだろ」

「……?あぁアレは君の思ってること全部きこえてた訳じゃないけど、君が伝えたい言葉だけ聞こえてたよ?」

「……あ?」


てことはこういった思考自体は聞こえてなかったのか、あんまり自然に念話みたいにしてたから思考が読まれていたのかと……


「まぁ最初の方は何を伝えて何を伝えないとか意識は難しいだろうし、だから声出せなかったんじゃない?」

「そうか、だから成長ってことか」


「で、デートの話はまだ終わってない!」

「デート……って言っても男女が二人でどこかに行けばデートだろ、同性の出掛けるとは訳が違うんだし」

「…いや、君に意識してもらいたいの!」

「反応に困るからやめてくれ」


意識…してないことは無いが付き合いたいわけじゃないってことなんだがな。


「もう!女の子だよ!私だって!もっと女の子っぽく扱ってよ」

「扱ってるだろ、別に男同士だとか思ってねーよ」


何を言ってんだ、男ならもっと…こう、フランクに話しかけ…いや態度とか意識したことないけど、多分違うだろ。


「女の子だと思ってるよ」

「ほんとに?どこら辺が?」


なぜ疑う…いやまぁいいけど、


「まず可愛いところだな、男に対して可愛いと思うのことは少ないがお前のことは常々可愛いと思ってるぞ、あと別に意識してないわけじゃない、二人きりのシチュエーション持ってきておいて意識しないは難しいだろうが」

「でも襲わないじゃん!」

「あのなぁ…… 俺をなんだと思ってんだ、大切なヤツに嫌がられるか分からないのに襲うヤツがいると思うのか?別に恋人がいるから告白を断ってるわけで、別にいなかったら普通に問題なくOKしてたかもしれないだろ、そんときのことは俺もどう感じたかわからんが」

「でも……」


めんどくさいなぁ……。


「でももだってもねーよ、好きじゃないやつだったらこんな夢見ても俺はお前の言葉なんて全部無視してるんだよ。でもお前と会話したいから、こうやって会話できるようになってんだ。それじゃ不満か?」

「それは…ひきょうだよ……」

「卑怯で結構、お前がわかってくれるならな」


というか多分、俺の中ではかなり大事な部類なんだろうな、と常々感じていたが、今になってかなりではなくすごく大事だと思っていたことに気付いた、なんだかんだ8年弱も夢で一緒だったんだ、今更居なくなられる方が、うん想像するだけでおかしくなりそうだ。


「夢の中でならいくらでもデートしてやるよ、恋人らしいことは……浮気になるからやらないけど、デートくらいならな、いつでも」

「約束だからね!」

「じゃ俺は明日早いから」

「うん、わかった、またね」

夢から覚める、現実から夢に落ちる……でもコレって夢から現実に落ちるって言い方も現実から覚めるって言い方も「この世界」では間違いじゃない、夢ってのはとても不思議だね

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