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旅9

 銅像は噴水から降り立つと、なんとこちらに目のある部分を向けてきた

「ピピピピ、目標を探知。これより滅殺シークエンスに移行します」

「な!? フィオナちゃん逃げて!」

 私はすぐに能力で結界を張る

 猫結界という特殊な結界で、肉球型の結界によって相手の魔法などをはじき返すことができる

 でも

 バキーーーン

「私の結界が、壊れた!?」

「ピピピピピピピピ。目標を変更。個体名ミアを、抹殺、します」

 これロボットだ

 これロボットだぁああああ!!

「んにゃあああああああ!! 皆速く逃げて!! これかなり危険なやつ!!」

 そう叫んだ私に向かってビームのようなもの、というよりまさにビームが放たれた

 間一髪避けれた

 なにこれ、なんでこんなこの世界にそぐわない変なのがいるのよ!

 ともかく私をターゲットにしてくれてるのは好都合

 銅像がとんでもない速さで追って来てるから、その速度に合わせるように私は街から出るため走った

 こんな街中で馬鹿みたいに兵器を多用してくるんだもん

 幸い今は怪我人もいないけど、ぜったい怪我人だけじゃすまなくなる

 私はとにかく走って、東門から外へ飛び出した

「こっちよ変な銅像!」

 少し走ると広い荒野になってるのが見えて、そこに銅像を誘導した

「ピピピピピ、全兵器解放。対象を抹殺します」

 うっわぁ、どこのロボット好きがこんなの考えたのってくらい地球のロボットアニメのような変形の仕方

 これもしかして、異世界人の作ったロボット?

 そういえばアンジュが悪い異世界人もいるって言ってたっけ

 それに勇者であるフィオナちゃんが狙われてたってことは

 よし、こいつを倒して情報を得るっきゃないよね

「能力、身体強化、妖力上昇、二尾閃流!」

 二つの尻尾が大きくなって、蛇のようにうねり、鞭のようにしなやかに銅像の胴体を穿った

 バギュンという音がして少しへこむお腹

 いける、攻撃が通るなら倒せる!

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