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旅4

 無事コープスイグルドを倒した直後のこと

 エルヴィスの目の前の空間がスーッと裂けてフリルのついたドレスを着た桃色の髪の女の子が現れる

 見た感じ年のころはフィオナちゃんと同じくらいかな?

「見つけた」

 も、もしかして、敵!?

 私はすぐに彼女を見てみたけど、書いてあることに驚いた

 異世界人

「どうもどもども、私アンジュ。異世界から来た異世界人だよ」

「異世界人? 確か師匠がそんな人たちがいるって教えてくれました」

「はいそうです。私達異世界人同盟はこの世界の安定のため動いてる正義の集団なのです」

「僕父さんから聞いたことあるよ。父さんの友達の商人さんが盗賊に襲われた時助けてくれた人が、そう言ってたって」

「ああ、そういう活動もしています。私達はこの世界の人達が安心して暮らせるよう動いてますから」

 アンジュって女の子のスキルを見たけど、千里っていうこの世界にはないスキルだった

 異世界人についてはあまり本には書かれてなかったから、そういう人たちがいるってことしか知らなかったけど、スキルについてはよくわかる

 何せこの世界にあるスキルと私の能力は表示されてる色が違うから

 そう、だから私は自分のスキルのことを能力って日本語で言ってたのよね

 アンジュのスキルは正に私と同じ色をしてた

 千里というスキル

 これは転移系と探知系のスキルが合わさったかのようなスキルだけど、その範囲がこの星丸々一個分っていうとんでもスキルね

「それで、私達に何か用ですか?」

「あうん、えっとね、あなた達に会って協力関係を結べればなって思って。何せこれから魔王っていうとんでもない者を倒そうとしてるんでしょ? 魔王は世界を壊そうとする敵。それはつまり私達の敵でもある」

 これは願ってもない申し出!

 私が思うに異世界人は私のように強い力を持ってるはず

 なら魔王や帝国って言うとんでもない敵たちに私達だけで立ち向かうよりも、異世界人たちに協力してもらえばフィオナちゃんや皆が疲弊することもない

「どうしよう、ミア」

「その申し出受けた方がいいと思うよフィオナちゃん。この子だけじゃなくて、異世界人は強い人たちが多いからね」

「おお、その猫ちゃん喋るですか!? ちょっと抱っこさせてもらっても?」

「いいよー。出来たらなでなでもお願いね」

 アンジュに抱き上げられて耳の後ろをなでなでされて私満足

「そっか、ミアがそう言うなら、よろしくお願いします」

「うん、こっちこそよろしくね」

 二人はがっちりと握手を交わした

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