表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/488

猫の力48

 白い狼、プラチナウルフは無事退治された

 皮に魔法耐性があるみたいで、プラチナウルフの死体は持ちかえることになった

 皆無事だし、怪我人はいるけど重傷者はいない

 問題があるとしたら・・・

 喋れることがばれちゃった

「ミア、あなた、話せたの?」

「うん、その、黙っててごめんねフィオナちゃん。私は魔物なの。猫型の魔物。だからこんな不思議な力も使えるし、人語だって理解できる」

「魔物・・・」

 やっぱり魔物と聞いたら怖いよね?

 ここは、おとなしく去ろう。フィオナちゃんに迷惑なんてかけれないし

「知ってたよ」

「え?」

「知ってるよミア。私だって勇者なんだもん。ミアと出会った時から、魔物って分かってた」

 あとでわかったことだけど、勇者は魔物を見抜く目を持ってた

 人に化ける魔物でも見抜いて倒せるようになってるから

「ミアが魔物かなんて関係ないよ。ミアは私達を助けてくれたし、それに何より、私の大切な家族だもん!」

 ああ、そっか、私、愛されてるんだ

 フィオナちゃんに抱き上げられ、私は皆に迎えられた

「ありがとうミア!」

「おかげで助かったよ。強いんだね」

「可愛いし強いって無敵じゃない?」

「皆・・・。私これからもみんなを守れるようがんばる!」

 

 村に狼の群れを倒したことを報告して、帰路に就く私たち

 王都まではゆっくり帰って、皆しっかり休めた

 王都はすごく雨が降ってて、あいにくの天気だったけど、生徒たちの両親や先生たちが出迎えてくれてみんなもほっと安心してる

 狼との戦いで生徒たちはちゃんと連携も取れてたし、それぞれの長所を生かした戦いも出来てたね

 まあ私は先生じゃないからそう言う判断は先生としてついてきたBランクのパパポモさんたちに任せるんだけどね

 で、結果は皆合格

 ちゃんと適切な戦いができてたし、あの白い狼からも指示通りちゃんと逃げることができてたってことで高評価だったよ

 で、その中でも私はMVP的な扱いを受けて、パパポモさんからスカウトまで来ちゃったよ。いやぁ参っちゃうねぇ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ