表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/488

猫の力43

 そんな感じで実戦としての授業を受け始めてから数ヵ月が経った

 私の力も少しは成長したかな?

 フィオナちゃんは勇者だけあって成長著しい

 やっぱり他の生徒と比べて頭二つ分くらい抜けてるね

 かくいう私も強化されたからね。今度こそ帝国の連中が来てもフィオナちゃんを守れるくらいには活躍したいよ

 ちなみにメアリーはヴァレスクさんの元メキメキ成長していってる

 今では中級魔法もほぼマスターしてしまったみたい

 ヴァレスクさんもその成長速度には目を見張るものがあると太鼓判を押してる

 そして私達はいよいよ大物の魔物を狩りに行くことになった

 今回は危険もあるため現役の冒険者も来てくれる

 ランクはBランクのパーティーで、ゴブリンキングどころかオークキングも倒せる実力があるんだとか

 オークキングはBランクの魔物でそれ相応に強い

 でも食材としてはかーなーりー美味しいみたい

 是非とも食べてみたいけど、この辺りにオークはいないんだって

 いるのはもっと山の方だから、ここから数十キロは離れてるかな?

 帝国との境目の山脈は竜が住んでるから住み着いてないっぽい


 さて、今回狩りに行くのはブラックウルフという群れで狩りを行い危険な狼型魔物

 魔法も使って来るし、統率が取れてて連携もしてくるからかなり厄介

 しかも必ずリーダーと呼ばれる巨大なブラックウルフがいるんだって

 体色はその名の通り真っ黒で、闇に紛れて夜に襲ってくることからナイトウルフって言う別名もついてる

 現在ブラックウルフはケイトン村というところの近くにいるらしくて、このままだと村が襲われかねない

 冒険者ギルドに依頼が入っているため、生徒たちが討伐に来たというわけですよ

 生徒たちの実力は確かなもので、この前のゴブリンよりも強いブラックウルフも倒せるだろうね

「よし、ここがケイトン村だ」

 王都を出てから馬車で一日後

 ケイトン村は意外と大きくて、一面畑の村

 畑の作物は非常に美味しくて、王都にも出荷されてる

 家畜もいるんだけど、家畜は既にブラックウルフの餌食になってるらしい

 数は百匹という大きな群れだから気を抜けないね

 ブラックウルフは警戒心が強くて、昼間の内は巧妙に隠れてて、夜じゃないと姿を見せない

 これから日没まで二時間ほどで作戦を立てて、ブラックウルフ討伐のため動くことになった

 指揮してくれるのはBランク冒険者チーム、カザミドリのリーダーであるパパポモさん

 種族はモノアイという一つ目の亜人さんで、性別は女性

 目がすごーくキレイで吸い込まれそうな黒!

 彼女は様々な弓を扱えるスキルを持っていて、しかも鷹の目という遠くからでも的を正確に射貫くスキルも持ってる

 風の声というスキルで指示を飛ばすこともできるため司令塔として抜群に優秀な人

 そんな彼女のパーティーメンバーは、犬獣人で大剣使いの男性バロンさん、ヒーラーで大杖を持った人間族の男性トルラドさん、魔法剣士でレイピアを持った人間族の女性ヘラさん

 いざとなったら助けてくれるから心強いね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ