表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
475/488

火人の国13

 突然、周囲の景色が変わった

「な、なに!?」

「二人共掴まって! ここが元の世界に戻るみたい! ダンジョンも元に戻るよ!」

 二人を抱きかかえて浮かび上がると、ビュンと周りの景色がぶれて、周りが火の海になった

「こ、ここです! ここが元々のダンジョン内です!」

 目の前にはダンジョンの核がある

「ここが本来のこのダンジョン最深部ですね。一度だけ来たことがありますが、火人十人がかりでようやく踏破できるくらいの難易度です」

 ここは火と炎とマグマのダンジョン

 その状態なら火人は最大限のパフォーマンスを発揮できる

 その状態で十人がかりなんだから、このダンジョンの難易度がだいたい推しはかれる

 始めからそれを言ってくれてればこんな苦労は・・・。いや、でもそのおかげでこの異変を解決できたんだから結果オーライ

 それにしてもまた世界で何かが起きてる

 ダンジョンがおかしくなるほどだから、神様並みの力を持った何かが動いているのかもしれない

 ダンジョン核をいじれば一応ダンジョンの内部構造や出て来る魔物を変えることはできる

 でもさっきみたいに、ダンジョン自体の属性を変えたり、他世界が現れるなんてことは神様くらいしかできない

 セイテンタイセイほどの聖獣を操れるってことは、神様クラスとみて間違いない

「うーん、ダンジョンの異変は気になるけど、ひとまずここを観光の目玉にはできそうね。今のレーさんなら一人でも踏破できるだろうし、時々最深部まで来てダンジョン核をいじれば、マンネリ化も防げそうだね」

「あ、それなんですけど、ダンジョンマスターになればここには自由に来れるんです」

「そうなんだ、知らなかった・・・。じゃあレーさんがダンジョンマスターになってこの核をいじれるようになればいいのかな」

「はい! では劇的に強くして、火人を鍛え上げますね!」

「駄目だよ、レーさんに合わせちゃったら踏破できる人が限られちゃう」

「そうですね。私は今進化しているのでした」

「まあレーさんもこの国から出れる体になったんだから、暇なときは冒険者として活躍したらいいんじゃない? 多分すぐAランク以上にはなれると思うよ」

「それは、考えつきませんでした。そうしてみます!」

 色々大変だったけど、この国もどんどん人が来るようになるだろうね

 異世界人同盟とトガツメヒメさんに報告すれば宣伝してくれそう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ