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火人の国1

 うん、やっぱるこの体だとかなり速い

 火山までは通常徒歩でなら三日はかかる

 それが一日で着いちゃった

「あ、暑いねミア」

「あ、じゃあ今かけとくね」

 私は火に対して無効化する魔法をフィオナちゃんにかけた

 私は精霊になってから闇系のエレメント以外はほとんど無効化するから大丈夫

 まあ気力やら仙力が纏われてると無効化できないんだけどね

「入山、火人の国フレアムドはこちら。ミア、看板がこっちだって書いてあるよ」

「よし行こう」

 入山したとたん炎が吹きあがってるのが見えた

 これフィオナちゃんに魔法をかけてなかったら黒焦げになってたかも

 私は平気だけど、ここの温度、多分二百度は越えてる

 気温だとしてもこれは異常だと思う

 炎による熱波が絶えず吹いてるんだ

 私の体、多分マグマにも耐えれるんだけど、入ってみる勇気はないね

「ミア、ここの岩にフレアムドまでの経路が書かれてるよ」

「お、これはありがたい。えっと、最初の分かれ道を右に行って、そこからまっすぐずっと進んで、また出た分かれ道を左、で、次を右。あとはずっと真っ直ぐだね」

「右、左、右で覚えとこうっと」

 マグマが真横に見える道を進んでいって、最初の分かれ道が見えてきたところでマグマの中から燃え盛るトカゲが飛び出してき

「きゃっ! なにこれ」

「えっと、レッサーサラマンダー。精霊になれなかった悪精霊の一種で、サラマンダーほど強くないけど、その体はずっと燃えてるから戦いは氷魔法が使えるといいみたい。でも氷魔法で攻撃すると爆発するんだって。他に正確に核を突ければ倒せるみたい」

 ここでも役立つトガツメヒメさんの日誌

 魔物の倒し方まで書いてあるから、この日誌、お金を出しても買い取りたいって人が多いと思う

「こんなとこで爆発されたら生き埋めになっちゃうから、核を突こう。私には位置が分かるから、私がやるね」

「待ってミア、核の位置を教えてくれたら私も戦う。私だって役に立たなくちゃ」

「うん、一緒にやろう!」

 刀を構える私と剣を構えるフィオナちゃん

「ミア、位置を教えて」

「右のは頭、真ん中のは左足、左のは眼の下だね」

「よし! ラヴ、ニードル!!」

 ハートの矢のようなものが三本出て、なんと正確に核を射抜いた

「やった! できたよミア!」

「すごいフィオナちゃん。どんどん成長して言ってるね」

 そういえばこの子まだ子供なんだよね

 そりゃ成長も早いわけだ

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