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竜人の国6

 ララさんに教えてもらったのは竜人の国でもっとも華やかとされる繁華街、ヴァージェ

 ここにはたくさんの観光客が来ていて、いろんなお土産、民芸品なんかを露店で売ってるし、屋台もすごい数

 見たことのない食べ物がたくさん売ってる

「うわ~、いい匂いがするよミア! あれ何かな? 雲みたいな食べ物が売ってる! あれは、お饅頭?」

 綿あめがある。それに、大判焼き? 今川焼? 呼び名がいろいろあるあの食べ物もあった

 焼餅屋さんにあんころ餅屋

 とにかくデザート類の屋台が多かった

 その中でもひときわ目を引いたのは龍の髭!

 子供のころに横浜の中華街で食べたあの美味しい砂糖菓子!

「フィオナちゃん! これ! これ食べよう!」

 龍の髭を一箱分買って早速食べる

「なに、これ・・・。溶ける。口の中で溶けるよミア!」

「うん・・・」

「ミア? 大丈夫ミア?」

「あ、美味しすぎて止まっちゃってた」

 なにこれ、何この再現度

 いや、この国独自に作った可能性もあるけど

「店主さん、このお菓子は」

「はい、これは異世界人のヤン・ハオメイさんと言う方が伝えてくれたお菓子でして、この国の特産品となっております」

 やっぱりそうか、異世界人が伝えたみたいね

「二十箱下さい!」

 これは色んな人にお土産として持って行こうっと

「ありがとうございます!」

 お土産も買って繁華街を歩き続ける

 ここ結構長い道だね。奥の方には立派なお城が見えるから、多分あそこにこの国の王様が住んでるのかな?

 日誌によるとこの国の王様はナル・ドゥランと言う人で、武術に秀でた強者らしい

 トガツメヒメさんとも戦っていい勝負してるみたい

「ミア、あれ何かな?」

 フィオナちゃんが一つの屋台を指さす

 なんだろう? もちもちした何かが蒸しあがってて、クンクン、この臭いは、パン? それと練乳がかかってる

「見たことない料理だね。食べてみよっか」

 ひとつづつ買ってから練乳をたっぷりかけてもらって食べてみる

「ハムッ、ムニュンムニュ・・・。美味しい! 蒸しパンだこれ。でも、うん、ホカホカの蒸しパンに練乳、すごく合う」

「おいしい、もっちりしてる!」

 そんな感じで屋台を複数はしごして、お腹いっぱい食べましたとさ

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