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リザードマンの国9

 勇者アスルドは本当に話好きなおばちゃんって感じ

 ものすごい美女だけど、気さくだから一気に人々の心をつかんでいった

 どうやら彼女とヴォルガは長い長い封印の中でお互いを削り合っていて、すでに封印は解けかかっていたみたい

 そこで完全に封印が解けた段階でアスルドはいきなり全力の一撃をお見舞いした

 かつてほどの力ではないけど、相手も相当弱っていた

 そのため一撃で倒せたってわけみたい

 アスルドの力は弱まっていたものの、氷槍アルカムイ自体は力を保っていた

 その力が上乗せされたのも勝ちに繋がった、と見える

「まぁもし私がやられても、あなた達がいたなら問題なかったでしょうね。ふふふ、猫精霊さん? あなた相当強いでしょ? 分かる、分かるよ。その力の流れ、勇者より強い人?初めて見たよ」

 私の頭をポフポフするアスルド

 この人、かなり背が高いのよ

 二メートルはあるかな?

 リザードマンは全体的に背が高くて、女性だと180センチくらいで、男性だと2メートルくらいかな?

 アスルドさんは女性でもかなり高い部類になる

「アスルド様、こちらへ」

「あ、はいはい、今行きますね」

 アスルドと話をしていたという火の種族の男性、名前はローディと言うらしい

 彼は復活の際にそばにいたからか、お付きとして大抜擢されたらしく、それはそれは嬉しそうな顔

 尊敬していたし、仲良かったし、ってことでアスルドからの指名だったんだってさ

 よかったねローディ

 二人は祭典のための準備があるらしい

 この祭典は国を挙げてのものなので、もちろん観光客たちも参加可能

 と言うわけで私達も参加することにした

「お祭楽しみだねミア!」

「そうだね。屋台の食べ物食べつくす勢いで食べまくっちゃおう」

 この国の食べ物もかなり美味しいから、当然屋台に並ぶものも相当美味しいって聞いた

 この国一応年に一回こういった祭を催してるらしい

 まあ今は時期じゃないから本来はなかったんだけど、やっぱり過去の勇者復活ともなるとね

 そりゃやらないわけにはいかないってことですよ

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