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リザードマンの国4

 さて、今日は観光をしたいと思いますよ

 何か面白いものはないかと、ギルドにやって来たよ

「なんでギルドなの?」

「いろんな情報が集まってるからね。何か面白いものが見れるところを教えてもらおう」

「うん!」

 ギルドに入って受付に行く

「こんにちは! 冒険者ギルドにようこそです! ご依頼ですか? それとも冒険者の方、でしょうか?」

「あ、ちょっと聞きたいことがあるんです」

「何でも聞いてください!」

 元気なお姉さんだ

 種族はリザードマンだね

 綺麗な白い鱗で、相当美人

「私達観光で来てるんですけど、この国で何か面白い場所とか、観光名所とかってありますか?」

 トガツメヒメ様、ここにはあまり長居しなかったのか、観光名所的なものは書いてないんだよね

 あいや、一か所だけあったけど、そこは二百年ほど前に現れた太陽の魔王とかいう魔王に干上がらされた沼地だけだった

 今はもうないってことなのよね

「そうですね、水の種族の住む川から上流に行っていただくと、うぉーたーすらいだーなるものができていますよ。つい最近出来たばかりの新名所です!」

 やっぱり聞いてみるものだね

「ありがとうお姉さん!」

「いえいえ~!」

「行こうフィオナちゃん」

 フィオナちゃんの手を引いてまず川へ

 結構大きな川だから、道を聞かなくてもすぐわかった

 その川の流れに逆らうようにして河原を歩いて、上流を目指す

 途中途中に水の種族と呼ばれてるリザードマンさんたちの集落があって、観光客向けに露店なんかもあった

「ミア見て! この子可愛いよ」

 フィオナちゃんは露店に売られてたリザードマンぬいぐるみを見つけた

 これは、確かに可愛い

 程よくデフォルメされていて、まんまるとした黒目が可愛い

「お、それはうちの嫁さんが作ったんだ。どうだい可愛いだろう?」

「すごく! おじさん、これ買います!」

「お、ありがとうねお嬢ちゃん」

 私は袋からお金を取り出してぬいぐるみを買って、フィオナちゃんに渡した

 ああ、可愛い

 ぬいぐるみで喜ぶうちの主人可愛い

「ありがとうミア!」

「いいっていいって」

 嬉しそうなフィオナちゃんんと一緒にまた歩き始める

 これ、結構距離遠いかも

 川の上流がある山、結構遠くに見えてるんだよね

 まあ時間はあるからゆっくり歩くかな

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