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鳥人族の国15

 すぐに警備兵さんたちに引き渡す

「ご協力ありがとうございましたミア様! カルカルさん!」

「この街の~、ためですから~」

 カルカルさんも元に戻ってる

 怖かった、かなり

 ともかくこれでこの国での事件は解決、したと思いたい

 したと思いたいっていうのは、彼らにマジックアイテムを売った何者かがいるってことが分かったから

 話を聞いてみたけど、ただの商人だったの一点張り

 普通の商人が売っているような品じゃないことは明らからしい

 まあ商業で成り立ってるような国だから、その辺はしっかりしてるよね

 その商人の特徴を聞き出そうともしてるみたいだけど、誰も顔を覚えてないどころか、種族すら分かってない

 何かが暗躍している?

 考えすぎかもしれないし、たまーにだけど強力なマジックアイテムを、よくわからずに売る商人もいるらしい

 それはこれからの取り調べで少しずつ分かって行く、と思う

「本当にご協力ありがとうございました」

「私からも~、お礼を~、ありがとうございました~」

 この世界での唯一の宗教バスティア教だけど、一枚岩じゃないってことね

 異世界人同盟の本拠地がバスティア教の総本山でもあるし、一応連絡しておこうかな

 ひとまずフィオナちゃんと合流してから次の国を目指そう


 宿でフィオナちゃんと合流

「私がいない間何してたの?」

「崖の上まで行ってたよ。すごーく高かったんだけど、鳥人族の人達が運んでくれてね。てっぺんからの景色、すごくきれいだった」

「楽しめた?」

「うん、だけどやっぱりミアと一緒に見たかったな」

 それは確かに、私もだ

「じゃ、もっかい二人で行っちゃおっか」

「いいの?」

「もちろん」

 私は猫の姿に変わり、フィオナちゃんを乗せると、そのまま空中を駆けあがった

「ミアすごーい!」

 あっという間に国中央にそびえ立つ崖上まで登り切り、登ってくる朝日を全身に浴びた

「ミア、綺麗でしょ?」

「うん、やっぱり家族と見るのっていいね」

 私は座ったフィオナちゃんの膝上でその朝日を目に焼き付けた

 幸せ

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