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鳥人族の国2

 到着っと

 鳥人族の国バードランドは活気に満ちていた

 この世界では意外と物流もしっかりしていて、その事業の半分を担っているのが彼ら鳥人族だ

 屈強な肉体もさることながら、大空を飛び回るための大きな翼のおかげで、百キロまでの荷物なら軽々飛んで運んでしまう

 つまりこの国、物流の拠点であるため、人々の往来もそれはもう多い

 かなり発展した国でもある

 実際の所、彼らの体重や、百キロ近い荷物など、翼で運べるようなものじゃあない

 じゃあなんで運べてるのか?

 彼らの翼には特殊な魔法がかかっていて、重量を軽くしてしまう

 それこそ種族魔法としか言いようがなくて、自然に魔法が効力を発揮してしまうんだとか

「種族魔法、初めて聞くね」

「うん、トガツメヒメさんの日誌によると、かなり昔にここを訪れたときに、その独特な魔法を目の当たりにして名付けたみたい」

 ひとまず人型になった私はフィオナちゃんと共に街を見て回った

 大きなそびえ立つ岩を中心に街が広がっていた、東区、西区、北区、南区とあるみたい

 最初に入って来たのが東区で、ここは商業拠点かな?

 人の往来が多いのもそのためだね

 隣接した北区は住拠点か

 たくさん家があるのが見える

 その横の西区。ここは荷物などを整理する倉庫がたくさんある区画で、どこぞのショッピングサイトの倉庫みたいになってる

 で、南区

 ここは政治的なことを中心に行ってる場所

 議会堂やら住人達が集まって話し合う公会堂のような場所があるみたい

 西区と南区には用はないかな?

 それにしても雑多と言うにふさわしい賑わい、ざわめき

 人々の笑い声やたまに聞こえる喧噪

 これほど活気、生命力にあふれてると、精霊たる私もなんだか気分が高揚するね

「あわわわわ、目が回るよミア」

「ここまでにぎわってるところに来るの、初めてだもんね」

 取りあえずはこの東区を見て回る流れになったよ

 宿もここにあるみたいだし、まずは宿探しからだね!

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