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鳥人族の国1

 翌朝のこと

「よし、しっかりな。いつでもまた尋ねて来るがよい。娘たちも喜ぶ」

「また来てくださいね! 待ってますから!」

「僕の料理、また食べてよ」

「あれ? エンキさんは?」

「ああ、アラマキがこの状態じゃからな。次に強いエンキは城の警備にあたっておる。と、行ってたら来おったな」

「もう行かれるんですね。いつでも来てください。歓迎しますから」

「皆ありがとう。絶対また来るからね」

 とまあ、トガツメヒメさんに会いには幾度となく訪れてるけどね

 あ、れ? そう言えば娘たちって言ってるけど、もしかして

「あの、つかぬことをお伺いしますが、ミタキ、くん? それともちゃん?」

「俺? ああ、ややこしいよな。俺これでも女だぞ。あああそっか、言ってなかったな」

 ずいぶん可愛い男の子だと思ってたけど、女の子だったか

「息子さんっていないの?」

「おるぞ。だがあやつらは大体が冒険者になりおってほぼ不在じゃ。便りがないのは元気の証とは言うがの、わらわだって息子たちに会いたいのじゃ! おおそうじゃ、わらわの息子の種族名と名前を書いた資料を渡しておくから、旅先で会った時は一度帰ってきて顔を見せろと言っておいてくれないか?」

「ええまあ構いませんよ」

 私は資料を受け取り、収納した

「次はどこへ行くのじゃ?」

「ここからだとちょっと遠いですけど、鳥人族の国に行こうと思います。鳥人達ってあまり見ないじゃないですか? その分どんな国なのか興味があって」

「ふむ、あ奴らはその名の通り鳥の翼を持ったヒト族の一種じゃな。少し前に渡した旅の記録があったじゃろ。あれにも詳しく書いておるから参考にするとよい」

「はい、色々ありがとうございました!」

「うむ! ではの!」

 意気揚々と、私達はサミダレを後にし、次なる国、鳥人族の国バードランドを目指して歩きだした

 徒歩で行くのかって?

 私が猫形態になってフィオナちゃんを乗せて走ればあっという間ですよ

 サミダレからバードランドまでの距離は大体三百キロくらいかな?

 そのくらいなら時速百キロ出せる私なら単純計算で三時間だね

 まあ山あり谷ありだから三時間きっかりとはいかないけどね

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