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決戦21

 私達は今強大な敵と対峙していた

 それは文字通り巨大で、いや、超巨大

 鬼人の国で猛威を振るったって言う超巨大の魔王と言われていたドグラルマ

 あまりの強さに当時の勇者総出で、数多くの犠牲を出しながら何とか倒したという、化け物の中の化け物

「怖がることはないです。所詮は過去の幻影が多少力を分け与えられただけの代物。そんなものに本物の力を持った私達が負けるはずありません」

 ニニの言う通りだ

 相手はかつて負けた魔王

 いくら魔神になったからとはいえ、かつての幻影なんかに負けない

「ダークフレア!」

「ラヴディジョン!」

 ドグラルマが攻撃してくるより早く二人が攻撃を開始

 真っ黒な炎に包まれ、フィオナちゃんの剣によって足を切り落とされるドグラルマ

「やった!」

 崩れ落ちる魔神ドグラルマ

「油断してはいけません!」

 ルージュが血で出来た大盾で何かからの攻撃を防いでくれる

 それは巨大な拳、拳だけが襲ってきていた

「これは、ドグラルマの、腕?」

 さらにもう一本の腕が襲ってきた

「ふっ!」

 もう一つ盾を出してくれたけど、パキーンと盾は壊れてしまった

「この!」

 私は巨大化してその腕を受け止める

「ぐうううう!!」

 お腹に当たったから結構痛い

「ち、貴様らよくもおいの体を壊してくれたな」

 甲高い声が聞こえた先を見ると、鬼の角が生えた少女がいた

「おいはマソウ。魔神ドグラルマ本体だ! おいの能力は体を作り出す力! どんな大きさだろうとな!」

 マソウと名乗る少女、彼女こそがドグラルマらしい

「なぜ君みたいな少女が、かつて破壊の限りを尽くしてたっていうの?」

「・・・。そんなの決まってる。ぶっ壊すって楽しいだろう! 人をぺちゃって潰すのって、最高に気持ちいいじゃないか! おいはそのために力を使った! おいの楽しみを奪うやつは、皆ぺしゃんこにして皆殺しだ! おいを復活させたやつも気に喰わん! だが今は力が足りん。操られたふりをして様子をうかがっていたが、お前!」

「私?」

 私の方を指さすマソウ

「お前良質な精霊だな? おいは力ある者を喰らって強くなってきた。お前らを喰えばあいつも潰せる。おいの糧になれお前ら!」

 マソウは複数の腕を空中に作り出し、それらを一斉に私達に飛ばしてきた

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