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決戦6

「で、私達があそこの瘴気を消してくればいいわけね? てかそんな子猫で倒せるの? なんなら私か白黒で」

「だめじゃ。この世界のことはこの世界の者にやらせる。あれはこの世界で生まれたモノじゃ。同じくこの世界に生まれ落ちたこのわらわの眷属、そして勇者たちが討つ」

「わかったわ姉様。まああの瘴気は私のせいだし。後始末はちゃんとするわよ」

 ルニア様はサニア様と共に黄泉へと向かって行ってしまった

 その直後のこと

 突然黒い炎が上がって私達の前に巨漢の男と、しわしわの老人が現れた

 老人の方がいきなり何かの力をメアリーとフィオナちゃんに向けて放った

「きゃっ」

「うっ」

 二人共それを浴びたとたん、腰の曲がったヨボヨボの老人へと姿を変えてしまった

「フィオナちゃん! メアリー!」

 立てないほどに老化した二人はその場にしゃがみ込んでしまう

「この! よくも二人を!」

「許しませんわ!」

 タルニャとエルヴィスが怒り、男たちに攻撃するが、老人の力のせいなのかタルニャもまた老人に変えられ、エルヴィスの魔法は当たる前に飛び散って消えた

「な、タルニャまで・・・。それに僕の攻撃魔法が・・・。そうか、老化の魔王! 遠い東の人間族の国ジャグルザで猛威を振るったもと魔術師、ジェヴォだな!」

 ジェヴォは何も答えず再び魔法を撃ってきた

 当たればたちどころに老化して動けなくなってしまう

 なら

「気仙術、天雷!」

 大きな雷を引き起こしてジェヴォを攻撃

 その雷もまた消されてしまった

「ミア、そいつに魔法みたいな攻撃は効かないよ。老化の力でどんな強力な魔法だろうと劣化させて消しちゃうんだ」

「げ、それどうやって倒せばいいのよ」

「かつて倒したのは弓の勇者ゲイル。ミスリル製の矢で貫いたって伝わってるよ」

「じゃあ物理攻撃なら効くってことだね」

「でも近づけば老化させられて」

「ふふふ、私ってば精霊だよ? 歳をとらないのさ!」

 ジェヴォに向かって走る

 一方もう片方の大男は、すでにアラマキさん、クロのペアと打ち合っていた

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