表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
342/488

決戦4

「ふむ、トガツメヒメ様に頂いた新しい神刀の威力、すさまじいでござるな」

 少し光って見える刀をブンと振って蛇の血を落とし、刀をしまうアラマキさん

 か、かっこいい

「アラマキさん、報告は出来たんですか?」

「うむ、報告ついでに情報も母う、トガツメヒメ様から仕入れておいたでござる」

 ひとまず街に戻り、話をすることになった


 街に戻ると猫精霊達が出迎えてくれる

「あの強力な魔物を倒すとは、さすが救世猫ですな」

 長老が大げさに喜んでいる。そのしぐさが可愛いからあとでモフモフさせてほしい

 ひとまず全員長老の家に集まった

「あなたが猫精霊の長でござるな? 姫様から話はよく聞いてたでござる」

「おお、トガツメヒメ様か。わしが子猫のころから可愛がっていただいていたのじゃよ」

 長老って何歳なんだろう? クロが500歳って言ってたから、単純にその三倍くらいだとして、1500歳くらい?

 精霊って長生きというか寿命がないんだけど、そうとうに長く生きてるってことだね

 あれ? トガツメヒメ様って、何歳?

「さて、拙がトガツメヒメ様から得た情報と言うのは、あの黒い少女について」

 黒い少女は様々な国、場所にある魔王の思念から複製体と思われる魔王を作り出してる

 まあ私の持論だけど、思念、もしくは魂が込められてるんだと思う

 味方になってくれた古の魔王なんかは完全に自我を保ってたしね

「黒い少女は現在超巨大の魔王ドグラルマ、瘴気の魔王フロウなど危険すぎる魔王を従えてとある場所に腰を落ち着かせているでござる」

「とある場所?」

「うむ、そこはヒトが踏み込めぬただただ闇が満ちた不毛の土地。遥か遥かな昔に破壊の魔王と呼ばれる異次元から来た魔王によって作られた土地でござる。その名も黄泉」

「黄泉って、死者の国みたいな?」

「うむ、トガツメヒメ様の故郷にある話からとった名前らしいのでござるが、そこは死者すら容易に踏み込めないのでござる。拙の義姉妹に優秀な間者がいるのでござるが、彼女でも最深部まではたどり着けなかったようなのでござる」

「そんなとこへどうやって行けばいいの?」

「そこなんでござる。肝心のそこがトガツメヒメ様でも思いつけないのでござるよ。拙ならあるいはたどり着けるかもしれんでござるが、拙の実力では恐らくたどり着く前に配下の魔王にやられて終わり、で、ござろうな」

 まいった・・・。そこに引きこもられて魔王たちを使役してこられたら打つ手がないじゃない

 全員が口をつぐんで考え込み始めた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ