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決戦2

 巨大蛇の頭部が見えた

 こっちに気づいてるのか気づいていないのか分からないけど、とんでもない魔力を持っているのが分かる

 くちから大きな舌をデロデロ出しているのがかなり不気味

 こんな巨体が暴れたら周囲に多大な被害が及びそう

「ラブアース、トラップ!」

 おお、フィオナちゃんの勇者の力

 長老の家で話は聞いてたけど、これがフィオナちゃんの、愛力の勇者の力

 地面がぼこっと凹んで、この巨体を地面にめり込ませてしまった

「よし、皆、一斉攻撃だ!」

 私の合図で配置についていたそれぞれが攻撃を開始する

「精霊魔法、ニャルフレイム!」

「ラブレイブ、レイブレード!」

 私とフィオナちゃんの攻撃が蛇の顔に直撃する

 うわこれだめだ。硬すぎてあまりダメージになってない

「鱗のせいで全然攻撃が通らないよ。どうしようミア」

「任せて」

 私は人型に変わる

「え!? ミア、人になってる!」

「ふふふ、この姿じゃないとできない技だからね」

 私は気力で刀を作り出して、それを仙力で包み、さらに精霊力を纏わせた

「猫精霊達に色々習ったんだ。これもその一つ。猫剣技、千重鱗覇技!」

 鱗の生えている方向とは逆に刀を入れて硬い鱗を削ぎ落していく

 猫精霊達が硬い魚魔物の鱗を剥ぐために編み出した剣術だけど、この蛇にはかなり有効打になった

 顔の鱗を削ぎ落したことで、フィオナちゃんの攻撃がもろに入った

「シュルルル!」

 痛みからか蛇は鎌首をあげてこちらをにらんだ

 明確な殺意が出てる

 そして口から毒霧を吐き出した

 かなり濃い毒

「フィオナちゃん離れて!」

 この体になってから普通の毒なら効かないんだけど、この毒はどうやら体内魔力にも作用するみたいで、魔力をかき乱して細胞を崩壊させるような毒らしい

「土まで溶けてる・・・」

 あたりがドロドロに溶けていく

 霧に当たらないよう精霊魔法で風を起こしてなんとか掻き消した

 蛇は本格的にこっちを攻撃する体制に入ってるけど、突然首をお腹の方に向けた

 どうやらあっちでも攻撃が始まって、ダメージが通ってるみたい

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