表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
338/488

再集合

 みんなと別れて一か月ほど経った

 体を安定させるために長老とクロから色々習ってた

 ちなみに他の猫精霊達とも仲良くなって、彼らからも様々なことを教わった

 私の今の力、恐らくはあのポイゾナを簡単に倒せるほど、だと思う

 いやだって魔物と戦ったりしてないからいまいち分かんないんだもん

 そんな最中のこと、猫精霊の国に来訪者があった

「タルニャ!」

「まあミア、それに、クロさんもお久しぶりですわ」

 タルニャ、見ればわかる。すごく強くなってる。気がする

 まあ実際体内魔力が跳ね上がってるしね

「ミア、なんだか雰囲気変わりまして?」

「分かる? 精神生命体になれたんだ」

「精神生命体?」

「あ、精霊になったんだよ」

「まぁ! 素晴らしいですわ!」

 ひとまずタルニャは宿?というか長老の家で待っていてもらうことにした

 フィオナちゃんたちがいつ戻ってくるか分かんないしね

 とかなんとか言っていたら三日後に来た

 久しぶりに会うフィオナちゃんに思いっきり飛びつく私

「ミア! 久しぶり」

 よしよしと頭をなでなでされ、気持ちよくなる

 フィオナちゃんは私のツボをよーくわかってくれてるからねぇ

「フィオナ、久しぶりですわね」

 タルニャも手を振りながらこっちに走ってくる

「タルニャ!」

 フィオナちゃんも見たところ魔力が上がっているのと、なんだろう? 何だか見たことのない力が溢れてる。気がする

「あれ? アラマキさんは?」

「それがまだなんだよね。そのうち来るとは思うけど・・・」

 ひとまずアラマキさんが戻ってくるのを待つため、皆で長老の家に厄介になることにした

 そして一週間後のこと

「大変だクロ姉ちゃん!」

 長老の家に飛び込んできたのは国で一番若い猫精霊のチャコという子

 茶色の毛に横腹にある黒毛の丸いマークが印象的な女の子

「どうしたっすかチャコ」

「ニャンパの森ででっかい蛇の魔物が出たの! しかもバカ強い!!」

 猫精霊の国は通常の土地より魔力やら龍脈の影響が強いらしくて、ときおり名前のつきそうな特殊な魔物が生まれるみたい

 精霊になってる猫たちにとってはそこまで問題じゃないけど、ここにはまだ精霊になれていない猫たちもいるわけで、そんな彼らが被害に遭う可能性もある

「私達が行くよ」

 当然私はその子達を守るために立ち上がった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ