表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
303/488

猫精霊の国3

 温泉、滅茶苦茶気持ちよかったよ

 とろける感じ

 とろけ・・・

 え!?

 体が溶けてる! 溶けてるんだけど!!

「んにゃ、いい感じになって来たっすねミアちゃん。それでいいんす。今魂が体ん変化に適応しようとしてる最中っす。もう少し使っててほしいっす」

「んぬぁあああ、なんか変な感じぃいい、スライムにぃいなったみたいいい」

 とろけてるせいかうまく話せない

 でもかなり気持ちいい

「あと三十分くらいは浸かっててね。じゃあうちはいったんじっちゃんに報告に行くから」

「じいちゃん?」

「うん、うちのじっちゃんはこの国の長っす。強いっすよ、このうちよりも遥かに」

 なにそれ会ってみたい

 でも今全く動ける気配がしないんだよね。立ち上がれないもん

 ああ、それにしてもいい気持ちだにゃぁ


 三十分後

 寝ていたのか気づいたらクロに起こされてた

「ハハハ、寝ちゃってたんすね。でも体は準備完了っす」

 私は立ち上がってみる

 まだ浮遊感があって変な感じだけど、すっと立ち上がると体の変化を感じた

「まだアストラルボディにはなってないっすけど、その土台は出来上がったっす。じゃあうちについて来るっすよ」

 クロに言われるがままその後ろをトコトコとついて行く

 次に来たのは瞑想と書かれた看板のある建物

 そういえばこの国、猫しかいないのにどうやって建物を建てたんだろう?

「ん? ああ、建物っすか? そりゃ自分達ででっすよ」

「え? でもどうやって?」

「うちら人型になれるっすからね。今別に必要ないから誰もなってないんすけど」

「え!? 人型になれるの!?」

「うん、ミアちゃんも精霊になれたら人型になれるはずっす。でも、猫の体の方が楽でいいっす」

 そう聞いちゃどんどんやる気が沸き上がってkる

 元々人間だし、そりゃ人型になってみたいよ

 もうあきらめてたけど、ここにきて人型という夢を叶えれるなんて、色々経験してみるもんだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ