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魔王の王7

 ホビットの国リトリア

 身長が一メートルほどの小さなヒト族が住む国で、意外と大きい

 彼らの寿命は人間族と同じくらいか少し長いくらいで、妖精族に近い種族だけど、人間族に近い種族でもある

 ちなみに人間族とのハーフもいるよ

 まあこの世界ヒト族どうしなら子供ができるからね

 妖精や精霊と結婚して子供がいる人たちもいるし

 まあともかく最初の街までもう少し

 もう目の前まで・・・

 なんかいる!

「あれって」

「う、嘘でしょう? なんで、振り切ったはずですのに!」

 道の先にいたのはなんとポイゾナだった

「キュルフフルルル。みぃいいつけたぁ」

「ひっ、しゃべってる」

「フヒュルルルルゥ、食べるぅ。子供食べるぅ。美味しい、やわらかぁいお肉ぅ」

 こんな魔物見たことがない

 人型で人を騙す魔物はたくさんいる

 でも、自我をもって喋る魔物なんて今までいなかった

 それはかつての資料を読んでも書いてなかったことは私も覚えてる

 そりゃこんなのいたらかつての人も書いてるはずだよね

 それにこの魔物に会って逃げきれた人もそんなことは話していなかった

 もしかしてこいつ

「フヒュル、進化してからぁ、あなた達みたいになれたぁアハァ。もっとぉいぱーい、人が食べれるぅ」

 やっぱり進化してる

 てことは、魔物としての実力は、Sランク!?

「これは本当にヤバいかも・・・」

 一体どうやって先回りしたのかは分からないけど、こいつはもう私達の目の前に迫ってきている

 あれ? 棘がない!

「フシュルルフルル、エヴェールニド」

 ポイゾナが地面を足でダンと踏みつけると地面から大量の棘が生えてきた

「危ない!」

 迫ってくる棘に対してメアリーも土の壁を作ってガードする

 でも針は簡単にメアリーの硬い壁を貫いた

「カード魔法、鋼鉄!」

 今度はエルヴィスの魔法で鋼鉄の壁が召喚されたけど、それすら簡単に貫いてくる棘

「アースクエイク!!」

 タルニャが地面を穿つと、棘が生えてきた地面が砕けて何とか止まった

「戦うしかない、よね?」

「この先の街にこいつが向かっちゃったら一大事だ。僕達で止めよう」

 皆覚悟を決めて戦闘態勢に入った

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