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魔王の王5

 映画も見終わって、その日は取っていた宿で夕食を食べて眠りについた

 夕食はビュッフェスタイル

 好きなものを好きなだけ取って食べたよ。もちろんお残しはしません


 翌日、ホビットたちの住む国、リトリアを目指して歩き始めた

 快適な車での旅はここまでだね

 この道中には危険な魔物が出るらしくて、前に見たネームドの特殊個体もいるらしい

 まあその特殊個体はめったに姿を現さないから遭遇率はかなり低いんだけど、遭遇したらすぐ逃げた方がいいとのこと

 体中に毒の棘を生やした植物型の魔物で、その毒の針を飛ばして攻撃してくる

 毒針が刺さったらそこからすぐに腐り始め、ドロドロに溶けて死んでしまうんだとか

 一針でも刺さればおしまいというとんでもない魔物

 名前はポイゾナ

 見た目は女性の姿をしてるんだけど、体中に針が生えてるからすぐヒト族じゃないことは分かるね

「ネームド、かなり厄介そう」

「もし出てきたらどうしよう」

「大丈夫よ。めったに出ないって言ってたでしょう?」

 うーん、なんかあまり話題にしない方がいいような気がする

 出来たら遭遇したくない

 もうすぐSランクの冒険者による討伐もあるらしいし、私達は関わらないが吉かもね

「この道を真っ直ぐ行って、分かれ道を右みたい」

 分かれ道まではニキロほど

 道は広くて周りは森だから、森から魔物が出てきたらすぐ対処できるようにしなくちゃね


 道をしばらくまっすぐ歩いていると、茂みからスライムが出てきた

 種類は一般的なもので、油断しなきゃ倒せる

 内部の核を砕けばいいから、そこまで難しい相手じゃないよ

「えい」

「カード魔法」

「そーれ」

 出てきた五匹のスライムは簡単に対処されて、溶けて地面にしみこんでいった

 順調順調

 恐ろしいくらいに

 そうなんだよね、順調すぎるときこそ、何かが起きる前兆ってね

 案の定だった。ヤツが私達の前に立ちふさがっちゃったんだよね

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