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魔王の王2

 今までに復活した魔王たちは数多く、その中には勇者たちによって倒された者も多い

 また、和解して平穏に暮らしている魔王もまだ数人だけどいる

 そんな魔王たちは勇者と共に人を守るために動いてくれてるみたい

 古代の魔王が多いけど、昨日みたいに勇者との戦いで倒されたことによって諭された魔王もいるのかもしれない

 機械人の国を後にした私達は、次なる国に向かって進んでる

 この道を真っ直ぐ行くとまず未来都市ディーブルがある

 そこからさらに進んでいくと小人族の国があるんだって

 小人族はホビットとも呼ばれてて、身長は一メートルほど

 ドワーフと同じく妖精をルーツにもつ種族

 ちなみにゴブリンも元々妖精ルーツなんだけど、邪悪に染まったから人を襲う魔物になってしまった、らしい

「あら? あれはなんですの?」

 タルニャが道の先に何かがあるのを見つけた

 人?かな?

 人らしき影がうずくまってるのが見える

「あの、大丈夫ですか?」

 フィオナちゃんが声をかけると、その人は苦しそうな顔でこちらを見た

「はぁはぁ、すまない君たち。実は僕腹を下してしまってね。薬、どくけしのような物を持っていないかな?」

 それはボーイッシュなホビット族の女性だった

「んにゅ、お腹を治せばいいの?」

「ああ、回復魔法を使えるのかい? てか猫が喋ってる。ハハハ、どうやら幻覚や幻聴まで・・・。僕はもうだめなのかもしれない」

「もう大げさだねぇ。ほら」

 私が肉球の力で彼女を治してあげると、グンと彼女はいきなり立ちあがった

「おおお! 痛みが消えた! ありがとう猫ちゃん。実は少し出たのでちょっと洗ってくる!」

 うう、その報告はいらないよぉ

 近くに川があったらしく、そこで綺麗にしてから彼女は戻って来た

「君たちありがとう! これはお礼」

 彼女はポンとフィオナちゃんの手にエンブレムの描かれた木札を渡してさっそうと去って行ってしまった

 向かってるのは未来都市の方向だからまた会うかもね

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