表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
233/488

魔王との戦い54

 ロボのコピーした破壊能力に対してマリオンちゃんも同様の能力で応戦する

 互いに力が相殺し合ってるせいかただのパンチの撃ち合いになってるけど、本来の持ち主であるマリオンちゃんの方が若干手数が上

 そのおかげでロボは段々腕がかけて行って、やがて砕け散った

「ギギギガガガ」

 片腕を壊すことは出来たけど、もう片方の残った腕、さらには背中から新たに腕が出て、さらにさらに足まで使ってマリオンちゃんにさらに激しい攻撃を仕掛けて来る

 その攻撃は苛烈を極め、マリオンちゃんがどんどん押されて行って壁へと追い詰められていく

「ぐ、くくく、うううううう」

 破壊の能力が加わった攻撃のため、一撃でもまともに入ればマリオンちゃんが危ない

 それでもマリオンちゃんは私達に助けを求めず、そしてその目は燃え上がっていた

「この力、今まで私は振り回されてばかりで、お姉ちゃんたちに迷惑をかけてばかりでした。でも、今なら私、この力を、ちゃんと使える気がする!」

 破壊の力でガードしつつ、拳をロボの残った左腕の肘部分を殴りつけた

 場ギャンと左腕が壊れるロボ

「モードデストロイ、ヒーローフォルム!」

 マリオンちゃんの体が光る

 そしてその腕から新たに剣が創造され、背中からマントのようなものがシュルリと伸び、可愛い衣装を着た勇者らしい姿に変わった

「デストロウィッシュ、ブレイブ!」

 ロボの背中から生えた多数の腕を剣で薙ぐと、腕が全て粉々に破壊された

「デストロウィッシュ、バレット!」

 剣が銃のように変形し、その銃口からマシンガンのように弾が撃ちだされると、ロボの胴体部に命中

 胴体にボコボコと穴が開いた

 それでも動くロボにとどめとばかりにマリオンちゃんの剣が頭上から振り下ろされた

「デストロウィッシュ、フィン」

 スパーンと頭から股に向けて剣がスーッと通ると、ロボはそのまま粉々に砕け散った

「か、勝て、ました」

 どさっと倒れるマリオンちゃん

 ああ、すごく、すごく頑張ったね

 エネルギー切れなのか目をぐるぐるとまわして彼女は気絶していた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ