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魔王との戦い51

 しばらく進むと今度は剣を持ったロボがガションガションと走って来た

 なんだかコミカルで間抜けそうな動きだけど、さっきのロボよりも多分強い

 それなのにマリオンちゃんは

「モードセイバー」

 モードチェンジを一瞬で行ない、両腕に剣を構えて剣ロボを一瞬で斬り伏せた

「あなた達の動きはもう記憶しました。可動域、そこから予測される剣での動き、重火器に至るまで全て演算処理済みです」

 おお、おおお、おおおおお

 ただただ感心するしかない

 正直お馬鹿な私じゃ半分も何を言ってるのか分かんなかったけど、マリオンちゃんにはすでに敵の動きが分かってて、しかも敵がどのような武器を使う鎌で想定して動けるようになったってことらしい

 だからなのか、次から次へと襲ってくるロボ、しかもそれぞれ持つ武器が違うロボが瞬く間にマリオンちゃんの成長の糧になって行った

「マリオンちゃん、疲れてない?」

「ハイ大丈夫です! でも皆さんがつかれちゃいますよね。ここらで少し休みましょう!」

 ああ、なんていい子なんだろう

 ここは調子に乗って私達のことなんて顧みずに走って行っちゃいそうなテンションなのに、ちゃんと自分で抑制して私達を気遣ってくれる

 小さいながらも、やっぱりこの子もちゃんと勇者なんだなぁ

「あのあたりがよさそうですね。敵性反応もありませんし」

「そうだね。あ、ご飯収納してきたから今から出すね」

 私は空間収納にしまっていたご飯を取り出して広げた

 時間も止まるこの中だからこそホカホカ出来立てご飯が食べれる

 フィオナちゃんやメアリー、エルヴィスも収納魔法などを使えるけど、時間が止まるのは私のだけ

 ふふふ、女神様の恩恵ってわけさね

 取り出したご飯は色んなとこの大衆食堂で持ち帰り品を買ったもので、今日は和食を中心に取り出しました

 これはもちろんサミダレで購入したもの

 そう言えば鬼人たちの住む国もサミダレみたいな和風の国らしい

 鬼人は元々この世界に住んでいる種族なんだけど、地球の昔の日本と同じような生活や歴史を辿ってるみたい

 だからサミダレとも結構交流があるんだよね

 サミダレには呪霊や霊が多かったけど、生きてる種族で一番多かったのは鬼人たちだったよ

 そんなことよりお魚おいしい

 

 腹ごしらえも終わって休憩終了

 ちなみに機械人、ちゃんとご飯食べれますからね

 機械の体を持つだけで、彼らは人族の一種だからね

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