表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/488

魔王との戦い48

 ワイバーンは炎を吐きながらさらに爪や尻尾で攻撃してくる

 こちらの攻撃はあまり通じないのに向こうは攻撃し放題

 さすがゲートキーパーと言うべきか

 でもまだまだマリオンちゃんの目は死んでない

「モードチェンジ、イダテン!」

 武装が足に集中

 名前から察するにスピードを生かしたモードなんだろうね

「エアウォークウィッシュ」

 まるで空中に足場があるかのように空を駆け始めるマリオンちゃん

「モードクロス、イダテン、カミキリ!」

 足はイダテンモードのまま、上半身がチェンジする

 両腕がハサミのようになって、ガシンガシンと音を響かせながら閉じたり開いたり

「私のこの手はどんなものでも挟み切ります!」

 ワイバーンの隙をついてお腹の下に潜り込むと、そのはさみでガシガシとお腹部分を切り刻む

 カニみたい

 切り飛ばされたお腹の装甲部分が地面にガラガラと落ちて行く

 凄い切れ味

「ギギギギギ」

 配線を切られたのかな? 翼の動きがおかしい

「このこのこのこのこのこのこのこの!!!」

 マリオンちゃんが激しく切り続けて、もはやお腹の中に入り込んでいってる

「このこのこのこのこのぉおおおお!!」

 やがてお腹を突き抜けて、背中から飛び出たマリオンちゃん

「おや?」

 本人は突き抜けるつもりはなかったらしく、不思議そうな顔をしてるけど、ワイバーンは心臓部をやられたらしく一切動かなくなった

「すごいよマリオンちゃん!」

 モードチェンジの汎用性は高いっぽい。まさか二つの形態を同時に発動できるなんて

 本人の努力の賜物なんだろうなぁ

 真面目に愚直に。だからこそマリオンちゃんは調子に乗らないし驕らない

 無事第三層も突破して、次が最後の階層

 事前に何階層かはマーキナに聞いてたからね

 修行のためにどんな魔物がいるかは教えてもらえなかったけど、まさか機械の魔物とはね

 まあ機械女神が作ったらしいダンジョンだからそりゃそうなりますわな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ