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魔王との戦い34

「ひとまず、私が来るまで耐えてくれてありがとう。私一人じゃたくさんの被害が出てたよ」

 マーキナは私達にお礼を言ってくれた

 それにしてもこの人本当に強い

 兵器だけの力じゃなくて、その後まだ残っていた魔物たちを倒すのに、レーザーブレードを使っての戦闘が華麗だった

 剣術も多分達人並み

 私達だってみるみる成長していってるっていうのに、高実力差を見せつけられちゃ自信を失っちゃうよ

 でもまあ、この街で犠牲者は一人もいなかったからいっか

 みんなを守れたんだ

「協力ありがとね。今度また来たらお礼にこの街の美味しいものをたくさんごちそうするよ! 今はまだ街の復興があるから、今度、今度でごめんね!」

「ううん、こちらこそ、色々勉強させてもらいました。マーキナさんの一対多の戦い方、すごく勉強になりました!」

「ふふふ、謙虚だね。もう行くんだよね? この先に行くと首都のアルマシーナに着くよ。ここよりももっともっと発展してるし、もう一人の機械人勇者がいるから、会ってみるといいよ。すごくいい人だし、私の従妹でもあるんだ」

 さすが大国

 勇者も二人いるんだ

 そういえばサミダレ国も勇者が二人いるって聞いたことがあるけど、もう一人はまったくと言っていいほど出てこないから、本当にいるかどうか分からないみたい

 真実を知るのはあのトガツメヒメだけか


 マーキナさんに何度もペコペコと頭を下げながら、私たちは首都、アルマシーナを目指すために再びあのかっこいい車に乗り込んだ

 マーキナさんがこの街にあるのを使わせてくれたのよね

 ここまで乗って来たのは帰っちゃったしね

 オート操縦すごいよね

 内部はこの前の車と同じく広くて、やっぱり冷蔵庫やらソファー、寝具やらなにやらまた至れり尽くせり

 食べ放題飲み放題もある

 ゆったりとした旅路を楽しみながら、今度はゆっくりと車は進んでいった

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