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魔王との戦い32

「ヒャハハハハハハハハハハハハ!! あああああ!! 楽しい! 楽しい!!」

 街全体に響くような狂った声

 これが恐らくドールズの声だ

 思ったより高くて、耳に響いて不快な声

「ヒャハハ、アーーーーーッハッハハハハ!! 今度こそ絶滅ぅ!! アヒャヒャヒャ」

 外に出て街を見ると、直し始めていた場所がまた壊され、そこには大量の魔物が溢れていた

 その魔物たちの先頭にいるのがドールズ

 仮面をかぶり、大きなマントで体を覆っている

 仮面は真っ白で何も描かれていない

「さぁ皆さん、街を蹂躙してあげなさい」

「させないよ!」

 向かってきた魔物何体かを一気に切り裂いて倒す

 たくさん寝たし、魔力も全快

 そして、仙力、妖力の二つも満ち満ちてる

「妖術、大発火!!」

 尻尾から幾連もの炎の塊を撃ちだすと、前方にいた魔物たちが数十体吹き飛ぶ

「っち、やーっぱこういうイレギュラーがいたわけね。面白くない面白くない面白く、ない!!」

 ドールズは怒りに任せて魔物たちに向かって何かの魔力を放った

 すると魔物たちが変貌する

「殺されちゃえ! ぜーんぶ全部壊れちゃえ!」

 まずい、これ一週間前に襲ってきた魔物より明らかに強い

「仙術、暗闇風!」

 ともかくまず体制を立て直すために魔物たちの目をくらませた

 これで相手は私達がどこにいるか見えない

 匂いも念のため消しておいたけど、これでどこまで持つかは分からない

「いけいけぇ! やっちゃえぇええ!!」

 ドールズが狂気の叫びをあげながら魔物に乗ってこっちに来る

 と、その時

「まっかせて! 私ってば最強だからこのくらい夜ご飯前よ!」

 朝飯前なんだけど、今夕方だからそう言ったのかな?

 マーキナが私達の前に立つ

 その体には兵器がすでに取り付けられていて、その照準は魔物たちに向けられている

「一斉射撃よーーーい、構えて! てぇええええええええええええええええ!!」

 ミサイルに重火器、大砲やらレーザーやらロケットのような爆弾やらなにやら

 ともかくあまりにも高出力かつ高火力で殲滅殲滅大殲滅

 もはや魔物たちが可哀そうになるほど

「なななななななななななななななななな!!!! なんだよそれ!! なになになになになんでなんでなんでなんでなんで!! 僕のぉ! 僕の最高戦力がぁああ!! くそくそくそ!!」

 ドールズが乗っている魔物以外の全てが殲滅され、マーキナの兵器がプシューと音と煙を上げる

「ふう、すっきりした。あ、そこの電力装置取ってくれる? うんそうそうそれ。それを背中のここ、このボタン押してくれる? そそ、ああいい、気持ちいい。あ、じゃなくて、そしたら私のバッテリーが外れるから、そっちと交換して。うんそそ、ああいい、うまいねフィオナちゃん。で、またボタン押してくれる? ありがと!」

 マーキナフル充電完了しました。ドールズはもう終わりです

 またあの大火力の殲滅が簡単に、いともたやすく、行えてしまうわけです

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