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転生者25

 二日後、異世界人たちに話を聞いたギルドは帝国へと冒険者たちを大派遣

 帝国の人々も化け物に変えられていた人たちは元にもどったんだけど、やっぱり化け物だったこともあって討伐されたりして、亡くなった人達もいた

 私達が倒したのは死体を素体にしてたらしいんだけど、それでもかなり後味が悪い

 帝国を救った勇者たちはかなり自由らしくて、話を聞く前にもういなくなっちゃったみたいね

 歴戦の異世界人たちがなすすべなく連れ去られた

 帝国十二覇人はそれほどに強い

 あのアリュエナでさえ十二覇人では最弱だったみたい

 何にせよこれで帝国は元に戻って行くはず

 王様も無事だったみたいだし、帝国十二覇人の一人で、皇子だったドミトリって人も今は帝国の復興に尽力してるって言うし

「光と闇の勇者かぁ」

「どうしたのフィオナちゃん」

「うん、私達より小さいのに私達よりはるかに強くて、帝国を元通りに戻しちゃうなんて、やっぱり世の中って広いなぁって」

「うん、世界は広いよね」

 多分だけど、フィオナちゃんは関心してるだけじゃない

 きっと悔しいんだ

 力及ばなかった自分に対して悔しがってるんだ

 だってそれは、私も同じだもん

 バステト様に任されたのに、私ってば何の役にもたててない

 でもそれはまだまだ弱いから

 私達ってばまだまだ成長期で伸び盛りだからね

 これからこれから、切り替えていこう

「まだまだ、まだまだですわよフィオナちゃん! わたくしたちの成長はとどまることを知りませんわ! これから光と闇の勇者をも超える力を手にすればいいのです!」

「・・・。うん! そうだよね!」

 おー、タルニャって脳筋に見えて結構考えてるんだ

 あいやまあそうか、この子一応貴族の偉い子だったわ

 帝王学も学んでるってことだね

「そういえば、ギルドに報告したときギルドの人が水の都、ベルティアへ行って欲しいって言ってたよ」

 ギルドへ報告に行ってくれてたエルヴィスからの報告

 水の都ベルティア国

 その名の通り水上に国があって、綺麗でおいしい飲料水が特産の国

 住んでいるのは人魚やらマーマンなどの水中生活を主としている種族

「なんでそこへ?」

「転生者の一人がそこにいるらしいんだけど、その人が依頼者らしくて、どうやら魔王がらみみたいなんだよね。で、近場にいる勇者パーティーが僕らだったってわけ」

「では早速向かいますわよ! 光と闇の勇者なんかに負けていられませんもの! 魔王を復活させている元凶をわたくしたちが倒すんですの!」

 うんうん、タルニャに言われて皆引き締まってる

 次なる目的地、水の都ベルティアへゴー!

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