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帝国十二覇人9

 順調に異世界人が集まってきている

 そうニタリと笑うプロフェッサー

「生かしておかなければならないが、まあもう少し力が戻れば奴らも必要なくなる。やっとこのかりそめの体も要らなくなる。あと少し、あと少しだ」

 帝国に捕らえられた異世界人の数はすでに百人を超えており、プロフェッサーが再び力を取り戻すまでそこまでかからないと見えた

 その間に捕らえた異世界人が死ねばまた別の異世界人を確保しなければならなくなるため、彼らの扱いは身長になっていた

 脳を改造しても自身にやどった力は消えてしまうため、異世界人は全員自我を保ったまま

 そのため自ら命を絶とうとする者や、抵抗する者も出て来る

 そう言った者は全員が手足を切り取られ、転がされた

「まあ異世界人同盟とやらもとっくに気づいてるだろうな。帝国に攻め込んでくるのも近いだろう。このペースなら問題ないが」

 一日に連れてこられる異世界人は数十人

 帝国十二覇人はプロフェッサー自ら強化改造を施してあるため、その実力はたとえ異世界人と戦おうとも引けを取らなかった

 だが異世界人同盟の幹部連中が出てくればその戦況は大きく変わる

 リーダーのケンジを筆頭に、彼らは勇者と並ぶほどの力の持ち主ばかり

 普通戦争には加担しないが、自分達の仲間が攫われているのだ。当然攻めて来るには十分な動機となる

「三日だ、三日あれば私は完全に力を取り戻す。取り戻した暁には、あいつらを、いや、まずはあの女を・・・」

 なにやら自分の世界に入り込み、ブツブツと独り言を言い始めるプロフェッサー

 そんな最中も、十二覇人はせっせと働きバチのように異世界人を運んでくる

「ハハハハハ、ハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 狂ったように笑い続けるプロフェッサー

 彼女が力を取り戻すまで、あと三日

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