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裏でちゃっかり

「じゃ、僕らも加わらせてもらうにぇ」

「うん、ありがとう」

 呪霊国家サミダレには珍しい猫たちがいた

 骨猫、ゾンビ猫、幽霊猫、猫ゴースト、呪い猫などなど

 そんな霊体になった猫たちが私の配下に加わった

「猫の女王が生まれたって話、本当だったんだにぇ」

「猫の女王?」

「そうだにぇ。僕たちも入ってる猫ネットワークで今、世界中に広がってる噂。それが全ての猫の頂点となる猫が生まれたって話だにぇ。僕ら霊体猫もそうだけど、普通の猫、猫魔物、猫神獣、猫妖怪、果ては猫獣人にまでにぇ。君は僕達猫の星、いや、太陽なのだにぇ」

「いやそんな大層なもんじゃないけど私」

「間違いないにぇ。猫精霊達も言ってたにぇ。君がそのミアって子なんでしょ? だったらもう完全に間違いにゃいって話だにぇ」

「うぐぐぐ」

 いつの間にか私の噂がかなり広まってるみたい

 多分あの猫精霊、クロの仕業だと思う

 あの子どう見ても話し好きだったし

 行く先々で私の話してんじゃない?

 そんなことを考えていると、脳内に何かのアナウンスが流れた

「配下の数が一定値に達したことで、進化の条件を満たしました」

「え? 進化?」

 進化と言えば私はただの猫魔物から猫又という猫妖怪になった

 そのおかげで妖術という新しい力を手に入れたわけだけど・・・

 次に進化するとなるとなんだろう?

 化け猫?

 化け猫は確か人間くらいの大きさになっちゃうからそれはやだなあ

 だってそんなにおっきくなったらフィオナちゃんのお腹の上で寝れないじゃん

 次に何に進化するのかまでは分からないから、今は保留でいいか

 今の力でも通用してるしね

 まぁそれはフィオナちゃんたちが強いからでもあるんだけどね


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