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2 蘇る!前世の記憶

私の前世は20代女性社員。毎日大量な仕事に追われていた。一人暮らしだったけど、離れて暮らす両親には毎月必ず仕送りしていた。私には少し歳の離れた妹がいて、とても大切に思っていたので、よく実家にも顔を見せに行っていた。仕事と家族、自分のために使える時間なんてほとんどなかったように思う。そんな中でも合間を縫って熱心にプレイしていたのが、シュガーラバーズという乙女ゲームだ。忙しい日々の中で、アニメを見たりゲームをしている時間だけは私は自由だった。


[クレア、クレア] 私を呼ぶ少年の声。10歳ぐらいの少年がこちらをのぞいている。

私はゆっくりと目を見開くと上半身を起こす。

[はい。もう大丈夫ですよ。ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。ユーリ様]


 シュガーラバーズ。剣と魔法が混在するファンタジー世界。主人公は王国の貴族達が通う魔法学院に庶民ながら特待生として入学する。主人公はその学院で魔法を学びながら貴族達との恋愛を楽しむことができる、学園恋愛シュミレーションゲームである。


 そして、このゲームの攻略対象の1人がユーリである。私が転生したのはユーリの義理の妹、クレアだ。

クレアはわがままで無邪気な、兄を愛する幼さを残した少女である。ゲームではユーリルートでよく登場していたものだ。ユーリを攻略するには、彼女と仲良くする必要があったのよね。

ユーリは幼いころ、彼の持つ魔力量の多さと魔法の才能が見込まれ、養子になっている。妹のクレアは兄を愛しているがクレアが4歳、ユーリが6歳の出来事だったからか血が繋がっていないことは知らないという設定になっていた。


私は決心した。今世では人生を自分のためだけに使うことを。

ゲームではクレアがユーリルートの邪魔をしてしまっていた。では、クレアが最初から身を引いていたらどうだろう。私はこの世界で主人公が誰を選ぶのか見てみたい。私はまだ幼い。ここでキャラ変してもきっと疑問には思われないわよね。ストーリー進行とは関わらない人生を送ろう。

そう考えている間、ユーリは呆然としていた。後から振り返ると、妹が突然名前で呼んできたことに、驚いていたのだろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。気に入ってくださった方は、いいねをしていただけると幸いです。

感想もお待ちしております。

よろしくお願いいたします。

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