第2話 「ヴァルヴァロン」
...メルギア国 マルトチュア公共市場...
前線にいる朱雀軍の兵士がヴァルヴァロンの操縦席にコンタクトを取りはじめた。
無線「聞こえるか?昆虫型のロボットに乗っているパイロット。私は朱雀軍第106歩兵師団団長アルマーク・テルボロスだ。」
「はい!聞こえます。アルマークさん自分はクロト・アマミヤです。」
まだ若い...17の子供が乗っているのか?
と考えているすきに相手の機体が退却しようとしていた。
「クロトくん、相手の機体を追撃してくれ。」
アルマークがクロトに指示をし、そのまま敵の機体の追撃を開始した。
...メルギア国 国境線...
敵の機体を追跡し、ようやく国境あたりで追いつめることに成功しつつあった。
しかし相手からの攻撃する気配がない...
ヴァルヴァロンで敵の機体に徐々に近づいていった。そのとき、白い識別不明の機体が現れた。
その機体が実弾装備の銃で威嚇射撃を行った。
クロトの機体はどうにか軽い損傷ですんだが煙で視界を奪われているすきに逃げられってしまった。
「くそ、逃がした」
と悔しがっているときに朱雀軍の増援部隊が来た。
「大丈夫か?昆虫型のロボットのパイロット」
「大丈夫です。」
...インスペルト大帝国(白虎軍)城...
王の玉座の前に兵士たちが参列し、真ん中を17くらいの軍服にはバッチなどがついた若い兵士が王座の前でひざまついた。
「只今、帰還しました。陛下」
「うむ。そうか、よくぞ戻ってきた。モードレッド」
王が玉座から立ちモードレッドを褒め称えた。
「次こそは必ず、2億年前の悪魔を倒して見せます。」
と王に宣言し去って行った。
...インスペルト大帝国(白虎軍)格納庫...
格納庫に向かうとそこにはヴァルヴァロンに似た白い機体が整備されていた。
「次こそは2億年前の悪魔をこのヴァルヴァロンテストールで...必ずしとめる。」
...メルギア国 格納庫...
「ヴァルヴァロン...」
このときはまだ誰も知らないヴァルヴァロンが2億年前の悪魔の由来を...
to be continued