プロローグと死因
初投稿です。ワタクシ程爺と佐藤くんをよろしくお願いします
いやいや、普通に考えて異世界転生とか有り得なくないかと、もう飽きただと、そう考えてるのが大半だと思うのですがいや、実際になってみて下さいって。
ホントあんなの避けられないって理不尽だよ。もうあれは理不尽転生だよ。
まぁそれが僕がこの白い部屋でお爺さんと二人っきりで居るってのに繋がるんだけどこれに至るまでに聞くも涙語るも涙の深い理由があるんですよ…………
え?そんなのいいから話進めろって?
…………。
まぁまぁそう言わずちょっと聞いて言ってくだされ
その日の朝は雲一つない快晴ということは無く斑に雲が浮かんでる。そんな天気だった。
「あっ……歯磨き粉きれてるや。買っとかなきゃな」
歯磨き粉を絞り出して無理矢理使い。顔を洗い僕は学校に行こうとその重い腰を上げ家から脱出したんだ。
そしたら目の前灰色一色なのよ。いや〜もう目がおかしくなったかと思ったよね。
僕の家は道路沿いにあるから日常的に道路は近いんだけどまさか視線が埋まるくらいまで近くに来るとは思わないじゃん?
「えっ……?ちょっこれやばk」
そう、そこで僕はそのトラックと熱いキスを交わしたってわけなんだよ。
いや〜情熱的すぎて目の前が真っ暗になっちゃったよね。まぁ物理的になんだけど
んで、次に目を開けた時にはもうこの白い部屋でお爺さんとダブルチェックインしてたっていうこの状況に繋がるってわけなんだけど……
取り敢えず現状確認が大事だよね。まず身体の確認だけど服装は意識を失う前と同じ制服。
怪我や血痕の跡は特に見当たらない。となるとテンプレ的に考えて……僕は死んでるってことになるのかな?そして目の前のお爺さんにスキルを渡され転生されたりするのかもしんない。
「最近の若者は本当に理解が早いのぉ……何も言わんでも勝手に理解していくわい」
「こいつ……直接脳内に……?」
「いや、普通に話しかけとるから、まぁお主がさっき思ってた通りで大体は合っとるぞ。お主のように不幸な事故や病気で死に天珠を全う出来なかった魂を他の世界で転生させてもう一度やり直させるってのが目的じゃな。
まぁもう思い残すことがないって言うなら普通に輪廻転生することが可能じゃが……お主のような若者はそんな事せんじゃろ?」
「ええっと……そうですね。出来れば転生したいです。まだやりたいこともいっぱいあるし彼女も出来たことないので……」
因みに自慢じゃないけど彼女どころか手も繋いだことないけどね!!
「うむ、んじゃ転生するってことでいいんじゃな。じゃあ他の世界から転生するものに一つだけ何かしらの特典を授けるのが決められとるんじゃがお主は何か欲しいものとかあるか?
流石に願った事が本当になるスキルとかは無理じゃがな。」
「えーっと……?ちょっと考えるので少し待ってもらってもいいですか?」
これからの生活がかかってるし出来れば後悔しないスキルを選びたいしね。
「ふむ、まぁいいじゃろう。儂は神じゃしお主とは時間の感覚が違うしな。どれだけでも時間をかけても良いぞ。儂はティータイムとしてくる。決まったら呼んでくれれば戻ってくる。」
あっ……神でもティータイムってするんだ
「ありがとうございます。じゃあ決まったら呼びますね。」
神様が何処からともなく開けた穴から出ていくのを見守る。
あれどうやって開けてんだろ……完全に空間から空いてるんだけどあれもスキルなのかな…………?
まぁそんなことはいいんだ。今は自分の事を考えよう。
そして僕はスキルを選ぶ為に思考することにした。
みんな見てくれると嬉しいけどまだこれしか書いてないから1週間くらいかけてストック貯めます