キスまで
はつ恋の話です
僕は根性なしだ
12年間生きてきて何もやり切った経験がない
また辞めてしまった
張り切って始めた部活も続かなかった
情けない
僕には気になっている人がいる
相田翔子という
僕とは正反対だ
クラスで人気があり誰からもしたわれている。勉強も出来る。そして美人でかわいい。
僕は彼女と仲良くなりたかった。しかし声をかけたことがない。いや、かけれなかった。
僕には自信がない
自信とは成功体験や受け入れて貰った体験からくるらしい
僕には両方ともなかった
受け入れて貰った体験は諦めがつく
運命だからしょうがない
しかし成功体験
それが僕にはなかった
そう、僕は中学に入ってそうそう部活を辞めてしまったのだ
僕は中学に入ってすぐ野球部に入った
別に野球が好きだった訳ではない
何か続けて自信をつけたい
ただそれだけだった
そして親しい先輩のいる野球部に入った
しかし練習のきつさと自分のあまりにの才能のなさに投げ出してしまった
また自信をなくした
相田は陸上部で短距離をやっている
一年生ながらかなり期待されていた
僕とは大違いだ
ますます自信を失った
何故あんな子を好きになってしまったんだろう
考えるほど自分が苦しくなった
今日は早く起きてしまった
二度寝しようとしたが眠れない
ふと思い立って朝一で学校に行ってみようと思った
朝食と身仕度を済ませ学校へ行った
誰もまだ来ていなかった
僕は来る途中で買ったマンガを取り出して読んでいた
するとおはようと言う声がした
振り向くと相田だった
僕はびっくりした
クラスにはまだ誰も来ていない
明らかに僕に言っている
僕は小声でおはようと返した
初めての会話だった
僕は素っ気ないふりをしたが嬉しかった
相田は体操着姿だった
おそらく部活の朝練だったのだろう
すると突然相田がこう言い放った
ちょっと着替えるからこっち見ないでねと
僕に緊張が走った
只でさえこの状況で緊張するのにそんなこと言うなんて
僕はマンガを読んでいるふりをしたが内心ビビっていた
好きな人が同じ教室で着替えていて冷静でいられるはずがない
僕は何故か僕のほうが恥ずかしくなった
もういいよ
相田がそう言った
僕はホッとした
しかしまだ緊張は続けていた
マンガの一点を凝視していた
すると相田がこう言い出した
佐藤君っていつも私のこと見てるでしょ
僕は焦った
好きだということがバレていたのかと呼吸が止まった
すると相田が
よく目が合うもんね
そう言った
僕は何も言えなかった
6月に入りプールの授業が始まった
僕は女子に期待していた
精通も始まり女子を見る目が変わったからだ
そして相田のことにもよりいっそう気になっていた
あの一件以来喋っていない
あの時黙って漫画を読んでいるふりをし相田を無視した
相田を傷つけてしまった
僕の心の傷だ
相田はどう思っているだろう
苦しい
僕は水着に着替え整列していると女子たちが更衣室から出てきた
いつもより可愛く見える
大きな胸や引き締まっているお尻、細長い足。僕の視線は女子たちに釘付けである
その中で相田が出てきた
明らかに周りと違う
僕だけかもしれな相田が明らかに輝いてみえた
凝視してしまっていた
すると相田と目が合った
僕はそらした
変態だと思われたと思った
一生の不覚だ
授業が始まった
1コースから3コースまでが女子4コースから6コースが男子である
その中で僕は4コースになり相田は3コースになった
全員スタート台に上がりピッと笛の音で飛び込む
僕は相田を一切見なかった
不自然なくらい下を向いていた
そして順番がきた
隣は相田だ
緊張した
スタート台に立つと隣の相田が話しかけてきた
見てもいいよ
ドキドキした
それと同時にやはりバレていたと怖くなった
僕は居残りで先生に怒られた
帰りの会で先生に名指しで罵倒された
成績が悪すぎると
職員室に呼び出されこっぴどく怒られた
落ち込んだ
やはりダメな人間だとますます思ってしまった
失礼しましたと言って職員室を出た
すると誰かが話しかけてきた
怒られてたね
振り向くと相田だった
僕は相田の顔を見れなかった
勉強教えてあげよっか?
相田がそう言ってきた
僕はいいよと言った
ふ~んと相田が言った
僕が帰ろうとすると相田が
一緒に帰ろうよ
と言ってきた
相田と二人きりで歩いている
僕は何も喋れない
相田も何も喋れない
気まずい
すると相田が口を開いた
気になるの私のこと
僕の緊張がピークに達した
続けざまに相田が
付き合ってあげてもいいよ
と言った
嬉しかった
しかしそれでも僕は何も喋れなかった
宜しくお願いしますと言いたかった
しかし声が出ない
情けないと思った
悔しいとも思った
無言で二人で歩いていると相田がこう言った
今夜星を見に行かない?
僕は勇気を出した
力いっぱい勇気を出して
いいよ
と言った
すると相田は笑顔で
今夜8時に三池公園にね
といい走って帰って行った
僕は嬉しかった
10分前に公園に着いた
すぐに相田も来た
相田の私服姿を初めて見た
ミニスカートだった
可愛かった
しかし表情にださないように気をつけた
二人で公園のベンチに腰を下ろし星を見た
あれオリオン座だよ
と相田が言った
へえー
と僕が
言った
僕は星に興味はなかった
それよりも隣に座っている相田のことが気になりそれどころではなかった
相田が話し始めた
好きなんでしょ、私のこと
僕はまた下を向いてしまった
怖い
最後だよ、告白しなさい。往生際が悪いよ
この言葉で僕は覚悟を決めた
何か吹っ切れた
僕は立ち上がり横を向き相田の目を見て言った
好きです
相田はキョトンとしていた
そして笑い出した
言えたじゃん
僕は震えていた
そして僕も笑った
それでどうして欲しいの?
相田が言った
僕は
付き合って下さい
と言った
いいよ
相田は軽く笑いながら僕にそう言った
嬉しかった
初めて人に受け入れて貰ったことが嬉しかった
僕らはよく2人で会うようになった
デートだ!
カラオケ
ボーリング
映画
勉強と称してファミレスでよくお互いの話もした
話して分かったことだがお互い片親だった
僕も相田も父親しかいない
初めての共通項だ
話していて相田がよりすごいと思った
学校に部活、家のこともすべてやっているという
成績も優秀で陸上部でも期待されている
おそらく家のことも完璧なのだろう
僕は自分が恥ずかしくなっていった
何もできない自分がだ
会うたびに話すたびにどんどん自分が情けなくなる
僕は苛立っていた
そしてとうとう爆発した
わざと相田に皮肉を言った
相田は黙った
そんな自分が恥ずかしくなって適当な理由をつけてその場を後にした
カッコ悪い
家に帰り考えていると何度もその言葉を繰り返した
自分の努力不足を実力のなさを悔やんだ
スマホに目をやると緑色が点滅していた
見ると相田からだった
ごめんなさいとラインが来ていた
僕はどう返したらいいか困った
相田のことだから何故怒ったのかお見通しなのだろう
だから迷った
相田のことが好きだ
別れたくない
でも自分の弱さを認めたくない
くだらないプライドだ
僕は何故怒ったのか正直に話そうと思った
ラインで自分が嫉妬したことを正直に書いて送った
小さい男だと嫌われるかもしれないがそうした
相田から返事がきた
そんな所も好き
書かれていた文字を読んで驚いた
なんで?
と送り返した
すると返ってきた
佐藤がそういう人なのは分かってた。分かってて好きなの。だから怖がらないで
そう書いてあった
受け入れて貰えて嬉しかった
しかし同時に複雑な気持ちがした
もっと強くならなきゃと
2人で夏祭りにきた
賑やかな音色が聞こえる
相田は浴衣だ
可愛い
いつもの三倍増しに見える
また屋台のライトでいつもより色っぽくも見えた
2人で金魚すくいをした
たこ焼きも食べた
楽しそうにしている相田が余計に好きになった
僕は計画を立てていた
キスをする計画だ
祭りのあと初めて2人で星を見た公園に連れ出してキスをする
前日からドキドキしていた
祭りを一通り楽しんで公園に行こうと言った
公園に着いた
周りはカップルが数組いた
僕らは初めて星を見たときのベンチに座った
相田は星を見ている
僕は緊急している
ねえ
相田が星を見ながら話しかけてきた
佐藤さあ、何か企んでるでしょ
僕は驚いた
相田には何でも分かるらしい
沈黙のあと僕は正直に話そうと決めた
キスをしようと思ってた
相田は
軽く笑った
そして
そんな気はしてた
と言った
今日は諦めよう
そう思った
いいよ、しなよ
相田は真っ直ぐに僕の目を見つめてそう言った
相田の目に引き込まれるように僕はキスをした
キスをした瞬間相田の匂いがした
僕が感じてると相田がまた笑い出した
感触より匂いを感じてたでしょ
と
僕はおかしかったかもしれない
でもこういうのがイチゴの味がしたとかいうやつかもしれないと思った
そして次はセックスがしたいでしょ?男の子の考えてることはだいたいそんな感じだろうから
やはり相田には嘘は通じない
バレバレである
まだ途中なのでまた書きます
宜しくお願いします
いいところ、ダメなところなど何でもいいので感想ください
読んで下さりありがとうございました