表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気まぐれで決められた最強勇者と異世界事情  作者: ヨベ キラセス
第二章 神の子事情
11/72

 …それから三十分


「…はあ、はあ、はあ、はあ…」

「…ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ…」

「…はあ、はあ…終わり、だ!!」


 消耗しきったあいつに強力の一撃をくらわす


「ゴハッ…」

 腹に見事命中!


「…くっ…貴様、名は……?」

「おいらは スザカ だ」

「…そうか…この《強固の『ガイザ』》を討ち取った名、忘れ…ん」


 カイザ は息絶えた


 てか、キャラがブレてねーか?



「あ〜あ、あと三人か〜」

 そう言いながら、ドロップ品《回復薬》を飲んだ



「さてと、そこの二人も出てこいよ! まとめて相手してやるから!!」


 柱の影に隠れてた二人が姿を現す


「「我らは親衛隊の」」

「バカコンビ?」

「「そう、バカコン…て、違うわ!!」」


 息ぴったりだな〜


「「我らが親衛隊の」」


「カイカ!」

「キオキ!!」

「スザカ!!!」


「「お前は入ってくるな!」」


 いいとおもってんだけどな〜


「とにかく!」

「お前を!」


「「討ち取ってやる!!」」


「行くぞ、相棒!!」(by スザカ)


「「おう! …って、こっちのセリフを取るな!!」」


 いやいや、だったら誰が言う予定だよ!?

 どう考えても同時だろ…


 おいらは久々に多く、ため息を吐きそうだ


 _________________________________


 少し戻って、倉庫



「お友達も一緒かい? よかったね〜、友達できて…死ぬ前に、ね!」

「…ハープを返して!」

「おいおい、それはまたつれないね〜」

「いいから返しなさいよ!!」

「おやおや、友達がこんなにも甘々さんだとはね〜。いいね〜、死ぬ方がマシなほどの遊びができそうな体型してるね〜……一発、どうよ?」

「「お断りよ!!」」

「あはは、冗談冗談。俺は興味一切ないからね〜、そういうチンピラのすることは」

「「…………」」


 相手の行動がさっぱり読めない


 捕まえようと倒そうと、さっきの時点で出来たこと


 しかし、あえてこいつは話してきた


 意図は、なんだ?



「…そうだな〜、ハープを返してやってもいいよ」

「「…………!?」」

「そう身構えないでよ。さみしいな〜……ここの奴らの情報もくれてやるよ?」

「…情報はいらないわ。ハープは返して!」

「そうよ、返しなさい!」

「…本当につれないね〜。わかった。じゃあさ、条件づきで返そう! そちらにとっても悪い話じゃないよ」

「「…………」」


 嘘だ

 こちらにも利益がある話なんて––––


「俺らのボスの愛刀《鬼刃オニヤイバ》をこちらにくれる? そしたら脱出経路だって教えるよ。そっちはボスの首を、こっちはボスの愛刀を。悪くないでしょう?」

「…その《鬼刃》ってやつで私らを切ったり」

「しないしない、断じてしない! 慣れてない道具での戦いは死と隣り合わせだし、前の スザカ? って言う男一人に素手でコテンパンだったのに、その上もっと強そうな彼も入れて四人と戦いたくはないよ! 武器が手元にくるってことは、打ち倒した証拠じゃん!!」


 まあ、それもそうか


「…いいけど、あんたは裏切る形になるのよ」

「そこは何とか誤魔化すさ」

「…出来そうね」

「契約成立、かな?」

「…いいわ。あえてのってあげます」

「いいね〜、その息だよ! あと、雑魚は俺で始末しといたから、ボスのとこまではあまり強いのは来ないから。よろしく!」

「ちょっ、あんた! どこ行くのよ!!」

「ハープを取りに、だよ!」


 そういって、キゼ は走って出て行った


「「…はー」」


 後で ゲンキ になんか言われそう…


 そう思い、頭が痛くなるのを我慢して、私達は彼の行為が無駄になる【アビリティ:転移】を使った


 _________________________________


 同時刻 大広間


「く、くそッ…」

「無念、なり…」


 あっけね〜ほど早く終わった

 まだたったの五分だぞ!?

 しかも二人掛かりでこれって…


 いや、あり得る


 ステータスを確認した


 ---------------------------------------------------------


 使用者:スザカ


 HP:7209/10000


 MP:1809/4000


 必殺技:(未設定)


 Level :86


 パーティ:カナミ Level61/マキ Level57/ゲンキ Level91


 パーティ所持金:ゲンキ1000000z+スザカ100000z+カナミ260000z+モンスタードロップ7200000z


 所持品:・スマホ ・壊れた武器×3・回復薬×65


 ---------------------------------------------------------


 まあまあか


 相手は


 ---------------------------------------------------------


 過去履歴


 カイザ Level80

 カイカ Level78

 キオキ Level78

 雑魚兵 Level53 ×52


 ---------------------------------------------------------


 カイザ の時には既に80オーバーだったから勝てたのだろう


 あと、ゲンキ とは絶交だ!


 そう思いながら、【アビリティ:転移】を使った


 _________________________________


「…ブエックション!」


 なんだ? 風邪ひいたか??


 てか、ここ寒いな〜



 同時刻 通路



 誰もいないことから、なんかさみしくなってきた


「誰かいないか〜! さみしくてしにそうだ〜!!」


 当然返事はない


 もっと奥か


「…面倒だ。【転移】!」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「…よっと」


 奥にはいった


 もう目と鼻の先には門があった


「…よし! 気合い入れますか!!」


 スー、ハー、スー、ハー…


「…よし!」


 ガチャッ


「タノモー」

「…ゴキブリか?」


 失敬な! 俺にはちゃんと名前が…


「御託はいい」

「あれ? 喋ってた??」

「ベラベラな」


 やっべ〜!あいつのがうつってる


「この愛刀《鬼刃》のサビにしてやるわ!」

「だったらこの《光の剣》のサビにしてやる!」

「…真似するでない!」

「マネってか、その言葉がかっこいいと使ってしまうのが癖で」

「それはそれで嬉しいが…行くぞ!」

「バッチ来い!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ