第7話 VSクルツ、模擬戦闘とバツゲーム
リアルに忙しく、最新がかなり後れました。すいません。
勢いで連れ出された、僕は何時の間にか、ヤル気マンマンのクルツくんと対峙していた。
「さっそく始めるっす!」そう言うと“黒衣の賢者”とかいう人形からさっき僕を縛りあげた黒い鎖がでてきた。
「ちょっとまて、いきなりは無理があるぞ!」
輝くんが助け船をだしてくれた。
「……そうっすね、奏歌くん何か武術でもやったことありますか?」
「一応、中二まで合気道をしていました。」
いろいろあったて、結構な実力だったんだけど辞めた。
「そうっすか、……じゃあ大丈夫っすね」
「あまり、本気をだすなよ」
「わかってるっす、ただ戦うのは面白くないっすからバツゲームで女装することにするっす!」
なんて、恐ろしいことを思い付くんだ?!と、トラウマが。
「10分以内に俺に一撃当てられたら勝ちっす!」
「ま、負けられない!」
輝くんの合図と同時に“銀王”をもって走りだす。
さっきまで、いた場所に鎖が刺さる。
「むむ、なかなかの反応っすね!これはどうっす!」“黒衣の賢者”の腕が伸びて僕に迫ってくる。
「うわぁ!?そんなことまで、くそ」
僕は、向かってくる腕を“銀王”で弾く。
続けて、前の茂みに飛び込んで様子を伺う。
「むむ、隠れたっすね!でもバレバレっす!」
クルツくんは僕の隠れている茂みに向かって、ピコハンを先に装備した鎖を放ってくる。
「うはぁ、バレた?!でも避けられる!」
姉さんからの無慈悲な弾圧から逃れてきた、経験が生かされた(泣)。
「やるっすね!でも、まだまだっす!」
クルツくんは“黒衣の賢者”を僕に突っ込ませる。
ひるで、僕は動けない。
「ヤバい!そうだコイツで!」
さっき発見した“銀王”の機能、握る部分の下に着いている紐は伸びる。
「遅いっす!」
何時の間にか、“黒衣の賢者”が僕の目の前に接近していた。
パカッ!“黒衣の賢者”の口?みたいな所が開きフラッシュをくらう。
「どうっすか!」
「んん!眩しい!」
目がチカチカしてしょうがないが“銀王”で“黒衣の賢者”をぶっ飛ばした。
「ああ、傷が着いたらどーするんっすか!」
かまっている暇はない、直ぐ様、紐を伸ばして、クルツくんの足に絡ませる。
「よし!いくぞー!」
「うぉ?!何時の間にぃ!」
クルツくんは“黒衣の賢者”を呼び戻している。
「これで、ダウンだ!」
クルツくんは僕のとっさの行動に反応が後れて、“黒衣の賢者”は間に合いそうない。
ピピピッ!ピピピッ!輝くんの持っていたストップウォッチがなる。
「10分たった……ドンマイ」
「そ、そんなぁー!おふぅ?!」
叫びながらクルツくんとぶつかる。
僕は起き上がる気力がなく、魂が向けた人みたいになった。
「大丈夫っすか?まるでどこかのボクサーみたいに真っ白っすよ?」
うわぁ、久しぶりに泣きそうだよ(泣)。
「驚いた、まさかクルツの攻撃を避けられるなんて」輝くんが苦笑しながら、近寄ってくる。
「はは、姉さんの横暴から逃げてる時に習得したんだ」
「……いろいろ苦労してるんだな」
うぅ、その優しさが染みる。
「さぁ!バツゲームっす!こっちにくるっす!」
むちゃくちゃ、テンションの高いクルツくんと哀れみの目で僕を見下ろす輝くん。
人生が入れ替わっても、されることが、普段とかわらない今日この頃。
主人公のこれから起こる、不幸はほとんどが、作者である“ちくは”がリアルでくらった仕打ちです(泣)。いや、マジで。