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第50話 ここは異世界?!4 修行と一騎討ち 前

ノベルを見て、自分の不甲斐なさに凹みおじいさんに修行をしてもらっている。【ブースト】はイメージと強い思いそして、高い精神力がいるらしい。

あーだこーだ、説明され何とか五分は持続できる用になったのは空が白み始めたころだった。


「きぇぇぇ!」

「危なかった………反撃だぁ!」


おじいさんと組み手をしつつブーストをマスターしていく、ブースト状態の拳は軽く岩を粉砕する威力だ。

「フォフォ!弱々しい!小細工は通じんぞぉ!」

「小細工がダメならぁ!大細工だぁ!」


銀王の紐を掴み振り回す、その勢いのまま銀王がおじいさんに向かって行くが軽く受け止められる。


「わけないわ!こんなもん!あっぅぅ?!あぃたたたぁ!」

〔ジョボ〕


銀王の先にお札を張り付けて置き亀市を召喚と同時に上空からブンが降ってきておじいさんの頭に噛みつく。


「フォフォ!なかなか楽しい闘い方をするのぉ………こんな方法で課題をクリアすると、おもわなんだよ」

「じゃあ!本格的に?」

「うむ!」


ブンと亀市を抱えて、顔を洗う。

おじいさんは未だマッチョな体で太陽に向かい変なポーズを繰り返している。


「おはようソウ………じいさんと修行でもしてたのか?」

「うん………凄まじかったよ……でも【ブースト】は五分は持つようになったかな」

「そうか俺はまだ半日しか持たん………家は大丈夫だろうか」



ハルくんが多少青ざめた顔をしながら遠い目でポーズを取っているおじいさんを見る。

朝食はハルくんが作ってくれたので、美味しかった。お昼からも組手を繰り返すがなかなかマスター出来ない。


「フォフォ、ワシはちと出掛けてくるわい」

「はぁはぁ………いってらっしゃいです」


おじいさんが見えなくなって木にもたれる。

ハルくんは冷たい水を持ってきてくれて、一気に飲み干した。


「ハルくん」

「ん?なんだ?」


ハルくんの瞑想?の邪魔かなと思ったけどふと疑問をぶつけてみる。


「帰る方法わかる?」

「………そうだな……正直わからん」


ゴロンと寝転がり大の字になるハルくんは暫く難しい顔をする。


「なんとかなるさ」

「そだね」


春のような暖かな気候と、心地好い日差しで眠たくなってきた。


(そうだね…正直考えても分からないよね)


僕が目を覚ましたのは空が暗くなり太陽がほとんど沈んだころだった。

ハルくんは隣に居なく、おじいさんの手伝いをして薪を割っている。


「おめざめね♪」

「…………」


妙に柔らかい物が後頭部に当たると思ったがノベルに膝枕をされている。


「どうしたの?…何か…」

「…………何かくる?」


僕は急いで立ち上がり、銀王を構えブンはまた調子が悪くなったのかグッタリする。


『また……なんなのだこの感覚は』

「春樹来るよ!」

「懲りない奴らじゃのう」

さっきまでの雰囲気が嘘の用に静まり帰る。

ざわざわとした感覚と最近分かるようになってきた気配で数えるとザッと二百だ。


『コゾウ!気を着けろこの前の白い奴らなのだ』

「うん」


銀王を構え治し、警戒するハルくんやノベルも各々警戒を高める森の中は赤い目で多い尽くされ小屋を囲んでいる。


「ひよっこ度くるぞい!」

「レイ………」

『何時でも行けるよ!』


レイさんの刀身が朱色の焔に包まれる修行の成果か火の質が違っている。


『コゾウ!行くぞ!』

「期待してるよ」


ノベルの右手首から流れる血が落ちたと共に甲高い鶏の用な鳴き声が響き白い翼をはためかせ向かってくる。



「このぉ!」


銀王を振り落とし一体を撃破直ぐに次の行動に移る。一体一体の戦闘力は対したことはないけど長い手足のリーチが辛いところだ。


「うぉぉぉぉ!灰にしてやる!」

『発射ぁー!!』


火炎球が六発発射され直撃した敵が燃えつきる。


「…………つまらないわ」

ノベルは双眼に爛々とした光を灯らせ圧倒的な強さで敵を殲滅する。


「忘れてたアレが本来のノベルだった」

『コゾウ!左上から数3なのだ!』

「了解!」


おじいさんとの修行でかなり無駄な動きは減っているとブンは誉めてくれた。


「フォフォ!ほーれい!」『クォォ…』


おじいさんも化け物じみた力で戦う。

あれだけの数なのに十分かからず殲滅する、今回は規格外の戦闘力を有している二人の影響が大きい。


『……コゾウ!気を付けて戦え大将のお出ましなのだ』

「うん!」


足跡がゆっくり近づき、姿が現れる深緑のローブを来て髪は揉み上げだけ長くあとは無造作に跳ねている。目も綺麗な緑色をしているが明確な敵意を感じる。


「我が名はグレイ……グレイ・M・ビンセント、依頼によりソコのご老人を貰い受ける」


凄まじい威圧が襲うがおじいさんは何時も通り

「フォフォ」と笑い、ノベルは目を細め怪しい光が強まった双眼でグレイを見る。


「そちらの代表と一対一で勝敗を決めたい代表をだせ」


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