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第23話 修行の成果

タイトルがまたも思いつかない今日この頃(汗)。

夕夏の特別レッスンも1週間がたった。


「ア゛ー、疲れた。」

「あれ?今日はそんなにハードな競技してないだろ?」


隼人が僕にコーヒー牛乳を渡しながら(おごってくれた)話かけてくる。


「うん、最近疲れやすくて」


コーヒー牛乳を受け取りながら体操服から制服に着替える。


「…奏歌、今日は先に帰る」


輝が少し焦った様子でバタバタと帰り仕度を済ませ帰ってしまった。


「…輝どうしたんだろ?まだHRも終わってないのに?」


僕はコーヒー牛乳を飲み干し自分の席に座る。


「おーぃー、静にHR始めるぞー!女子も早く席に付く!」


先生が来て、伝達事項を話解散となった。

僕は早速隼人と帰ろうと思ったが、用事があるらしく先に帰った。


「ふぁー眠い、だいぶ慣れてきた…」

「ほほぅ…もっと追加してほしいの?」

「うわぁ?!」


いきなり夕夏が後ろから話かけてきて、ビックリする。


「今日は暇なの?だったら私と修行してみる?」

「うん!ホントに強くなったか試したいし」


早速、狩崎停に帰る。


「ねぇ?紫東?いるんでしょ?」

「……フン、きずいていたのか?まぁいい、お前の使っている力…俺にも教えろ」


紫東が夕夏を睨むが全く怖じけずない。


「…なんのためによ?」

「やっと見つけた……妹を殺した奴を……今のままじゃ勝てない…だから力をよこせ」


輝より背が高いので凄く見下ろされている。


「……いいわ、ついて来なさい」


ビビっている僕は、夕夏に続きながら、紫東君を見るさっきの険しい顔付きから笑顔で返されすこし戸惑った。


「ソウ…素手で相手してやりなさい」


庭に出るとさっそく、僕の背中を押し、紫東君の前に出される。


「久しぶりだな……覚えてるか?名字も変わったし忘れてるかも知れんが」

「ハルくんだよね?」


ハルくんは以外そうな顔をする。


「お、覚えてたのか?」

「うん、昨日の戦闘の時にソウって呼んだでしょ?僕がイジメられてる時に助けてくれた時の声に似てたから」


小学生の時に名前が女ぽいのとチビな身長のせいでよくイジメられてた。


「あはは、昔はよく助けたな?転校してイジメられてたか?」

「んーん、夕夏が助けてくれたしみんな好い人だったから」


僕達が昔話をしていると。手を叩きながら、間に入ってくる。


「はいはい、さっさと始める」


僕達始めるお互いに距離を取りる。


「奏歌、自分の動きが見違えてるからね!」


初め!の合図で駆け出す!か、体が軽い!銀王を発動させてる時以上だ!


「な!?」


ハルくんが、かなり驚いている、僕も今まで以上に回りの状況を確め、素早い行動を取ることができる。


「く、くそ!」


ハルくんパンチを二、三発放つが僕はすぐに見切り、回避しアッパーを入れる。

「ばぁ?!」


思いのほか、勢い良くぶっ飛ぶハルくんに僕がビックリする。


「ハルくん?!大丈夫!?」

「……ああ…効いた…立てねえ」


僕のパンチがいつの間にか殺人パンチの領域に達していたらしい。


「…意識があるのは対したもんね……わかったでしょ?あんたがいくら力を手に入れようが直ぐに殺されるわ…諦めなさい」


ハルくんに向かって冷たく突き放す。


「フン、わかったお前の助けは借りん…俺は俺の力で強くなる…あいつガイラを殺してやるためによ!」


ハルくんはガクガクする足を無理矢理立たせ、裏口から出ていった。


「……ハルくん」

「復習ねぇ…気持ちは解らなくもないけど…邪鬼に心を喰われるのが先になるわね」


僕と夕夏は一頻り、実戦練習をした、僕の身体のポテンシャルは急激にアップしていて、自分が一番驚いた。




「………まさかね、少しシナリオの修正が必要かもね…紫東春樹…彼も僕の駒になって貰うか、もう一人の方も気になるし」


6月も近づき、そろそろ暑くなってくる頃だというのに白コートを着込んだ男が笑みを浮かべる。


「どないすんねん?」


白髪の頭をガシガシとカキながら、白コートにとう。

「……君は緋口奏歌の力を引き出す役目を頼む……多分セイ・コントは奏歌と接触するはず…目的は銀王だろうし」


「はいな、じゃワイはもういくで」


ブォン。


静になった部屋で一人男は笑みを浮かべた。


「……しかし、やっかいな奴が出てきたね…そろそろ軍の方も決着がつく、シナリオの邪魔になる物は“黒の十字架”と“うるさい蠅共”だけだな」


強くなれよ奏歌、僕の為に……。



ちくはです!期末試験があるので次の話は恐らく4日後になります。

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