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第22話 おつかれ奏歌くん

一面真っ白な世界が視界に広がる。


「あれ?ここどこ?」


辺りを見回す、だんだんと景色が分かってきた。


「病院?あれは……僕?」

救急車で運ばれ来たのは、中1の僕だった。


「ああ、車にひかれた時の夢か……この時からだなぁ……姉さんの過保護が激しくなったのは」


この時の僕は全身打撲に左中指・小指骨折に両足にひびが入って、頭を強打の重症だった。


「痛かったよなー、全治3ヶ月は辛かった」


僕は入院生活をしみじみ思い出す。


「あれは誰だろ?」


出血多量の僕に血を提供してくれている人がいる。

春も半ばなのに白いコートを着こんでいる。


『君で二人目だよ……偽れ無かったのは……』


突如として頭に激しい痛みを感じる。


「っ?!なんだ?」


頭を抱えてうずくまる。


『………僕を殺しに来てくれ姫』


その言葉を最後に僕は意識を復活させる。


「あ、起きたっすね……また酷くダメージを貰ったすね」

「……あ……久しぶり、クルツ?」

「なぜ?久しぶり?!なぜ疑問系?」


クルツがツッコミをいれる。


『コゾウ…大丈夫か?』


ブンがテクテクと僕に歩み寄りる。

僕はブンを抱えて頭に乗せる。


「大丈夫!頑丈だから」

「それより、よく生きてたっすね……鬼人ニ体相手に」

『そんだな……かなりの成長の速さだ!以上な位呑み込みが早い』


二人?は不思議そうに話すが、僕は別段強くなったという意識はない。


「あはは、ありがと」


体はあちこち痛いが立ち上がり、銀王をてに取りリビングへ。


「奏歌!すまん…俺がいれば」


輝の謝り攻撃をなんとか防ぎ、夕飯を食べる。

さりげなく、夕夏がいるのは気のせいだろ?


「ソウ…あんたこっちに引っ越して来る前に幼馴染みいた?」

「うん、居たけど…なんで?」


夕夏は麦茶を飲み干し、またコップにつぐ。


「いやねぇ、クラスの紫東って奴いたでしょ?ほら一人孤立した不良みたいなの」

「うん、紫東春樹くんでしょ?」


僕もご飯を食べ終えて、一息つく。


「あんたとは、幼稚園の時から幼馴染みだったって」

「うーん、須藤春樹って人なら小3まで家が隣だったけど」


引っ越して来る前の事を少し思い。


「……ふーん、そう」

「それより、僕は相変わらず役に立たないな」


今日の出来事を思い出し、へこむ。


「き、気にする事ないわ!あたしが居るから大丈夫!あんたは、出来る限りのことをすればいいの」


夕夏が慰めてくれた。

クルツもそうっす!と励ましてくれて、輝は十個目のプリンを僕にくれた。


「でも、爆発の鬼術をもろに受けて良く兵器だったっすね」

「ああ、俺のペンダントの力が合って良かった、着けて中ったら吹き飛んでるな…術が中和されて助かった」


!?!ペンダントってそんな効果が合ったのか!


「ほぉー、ペンダントにそんなエフェクトがあったんだ」

「ああ、いいだろ?俺も何度も助けられた」


輝は食器を集めて、クルツが食器洗い機に持っていった。


「ねぇ、ソウあんた強くなりたい?いい方法が有るけど」

「なになに!するよ!足手まといから脱出したいし!」


夕夏はニヤリと笑い、重波破震槍を取り出すし、指を鳴らす。

急に僕の体が重くなり建てなくなる。


「な、な、体が重い?」

「しばらくそれでも私生活と修行をしてみなさい…倍は疲れるけどカナリ鍛えられるわ」


僕は少しだけ後悔しつつ、風呂に入り傷付いた体を休め眠りに付いた。

ちなみに、歩くのさえダルく、お風呂で溺れそうになったらしい。



ちなみに作者である、ちくは、リアルに車にひかれ、全治3ヶ月の入院を言い渡されました(汗)。 でも1ヶ月で復活を遂げました!

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