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第19話 対価と鬼術 VS邪鬼集団

ふと気が付くと、読者人数が千人を行きそうな数でした!読んでくれてありがとう!

僕は扉を開けて外にでる。

「うぃー、契約鬼見っかったよ」

「やったな!奏歌、どんな鬼だ!」


輝が僕の方に来る。


「まぁ、何て言うか…この子」


僕は餅(仮名)を両手で抱えて輝に見せる。


「え………まぁ…なるようになるさ!」


餅(仮名)を見て固まり、ビミョーなフォローはかえってヘコむ。

ちょっとヘコんでいる間に晃志郎さんが梓さんと共に僕の方に来る。


「おう、奏歌!いい鬼は……プッ……」


僕の両手に抱えてられている餅を見て、笑いを堪えている。

梓さんはあらあらと、餅をケータイのカメラで僕と輝を撮る。


『奏歌…我輩をあのおっさんの方に投げるのだ!』


僕は言われた通りに、トルネード投方で投げた。


『天誅!』

「ふん、甘いは!」


餅と晃志郎さんがケンカしている間に、餅について聞いてみた。


「ねぇ、餅はどのランクなの?」

「わ、わからない…あんなタイプ見たことない…」


輝はまじまじと、僕の契約鬼を見ている。


「奏歌ちゃん?あの子名前決めたの?」


梓さんの話によると、鬼には名前というものが無いらしい。


「うーん、ブンかな…分度器見たいな目をしてるし」

僕が名前を決めた丁度その時に、ブンが顔面に直撃した。


「ふはは!リーチの差だな!」

『甘くみすぎた』


ブンは悔しいのか手足をバタバタさせている。


「いてて、改めてよろしくね僕は奏歌だよ、君の名前は今日からブンだ」

『ふむ、よろしくな』


僕達は握手をする。


「ところで…お前…本当に鬼か?」


輝がブンのお腹の部分?をプニプニつつきながら聞く。


『む、我輩は特鬼だぞ!立派な鬼だ!』

「あら?トカゲじゃなかったの?」


梓さんの何気無い一言がかなり効いたようだ。


『………グス』


ちょっと、可哀想なので話題を帰る。


「えぇっと、君を使役する対価はなに?」

『む、我輩の対価か?対価はコゾウ貴様に我輩が力を貸す度に不幸が降り注ぐのだ』

「…案外普通だね…でもどんな不幸かにもよるな」


ちょっと不安になる、まさかベットの下のアレが見つかるや車に引かれるとか嫌だな。


『次に我輩の力は磁力だぞ!コゾウ試してみろ』


僕は教えてもらってないのに自然と頭に使用方法が浮かぶ。


「おお!なんかスムーズに力の出しかたがわかるよ!」

『む、次だ貴様の武器に我輩の鬼術の効果が追加されているのだ!とりあえずその岩を叩くのだ』


言われた通りに岩を叩いた、叩いた岩は青白い光で輝きを放つ。


『むふふ、さぁ!あのおっさんを銀王で叩くのだ!』

僕は躊躇しつつも晃志郎さんを銀王で叩いた。すると晃志郎さんから薄赤い光に輝く。


「いた!?うぉ、何だか引っ張られてるような?」


ビュっと、弓道の矢の用な音を立てて晃志郎さんが岩に衝突する……痛そう。

気絶している晃志郎さんはメイドさん達が回収していった。


「凄いな!」

『むふふ、もっと誉めろ!』


「信じられんな…こんなチビ助が特鬼なんて」

『む、我輩嘘は言わん!』

ブンが僕の頭によじ登り抗議する。


「まぁ、角が金色だからな」


輝は一人納得して、ブンをつつく。


ケータイがかかってきた。

『もしもし!奏歌?至急援護を頼むわ!』


「夕夏!なにが会ったの?」

『邪鬼が大量出現したの今から迎撃もしくは、説得して頂戴!伊吹は先にでてるは!』


「わかった!場所は!」

『あなた達は鬼原公園の討伐をお願い!じゃ頼んだよ!』


直ぐに電話が切れた。


「輝!」

「わかっている!いこう!」


15分後


「……ちょっと、ハードじゃない?」

「……邪鬼約100に中級約20に上級が2なんでこんな数が」


『グォォ!』


上級邪鬼の咆哮で、いっせいに邪鬼が襲いかかってくる!


「奏歌!まともに闘うな、出来る限りの範囲で闘え!」

「わかった!」


僕達は戦闘準備を整え闘いに挑む。


『グォォエ?!』『アグァェェ』


「に、ニ体目!次だ!」


僕の銀王は鬼には効果的なようで一撃で倒せる。


『コゾウ!後方から邪鬼!数は3』


「了解!このぉ!」


ブンのサポートのお陰で、的確に動けている。


『グォウ』『ギァウグ』


「やめろ!どうして町を襲うんだ!」


僕は説得を試みるが、全く聞き入れてもらえない。

それどころか、理性がないように襲ってくる。


「奏歌!無駄だ!こいつらは“何か”に影響を受けて暴走してるんだ!」


輝は纏めて5体の邪鬼をなぎはらいながら、僕の後方に立つ。


『すまん、同胞よ!コゾウあの一本角の鬼に磁力を浴びせろ!』


「わかった!いくぞ!」


銀王を横一閃で振るい、四体倒す続けて、極限まで高められた身体能力で出来るだけ高く飛ぶ。


『いまだ!輝!』

「ああ…任せろ!」


輝の拳の蒼い光が剣の形になり中級邪鬼までの道ができる。


「よし!」

僕は着地ご直ぐに間合いを詰めて銀王を振るい+の磁力を纏わせる。


『いいぞ!次だ!ザコどもに−の磁力を纏わせろ!直接ダメージは無いが磁力は放出できる!』


僕は中級邪鬼の膝を蹴ってジャンプし地面に銀王を叩きつける。


『ウヤカァガァ?!』

『ごがぁ?ウシウーシ?!』


−の磁力を纏った邪鬼達はいっせいに+の中級邪鬼にくっつく。


「トドメの……一撃!」


何時より二倍のサイズにした銀王がくっいた邪鬼を一掃する。


「……終わりだ!」

輝が上級邪鬼と中級邪鬼を殲滅した。


「はあ、ハァヒァハァ…終わった?」

「……………いや、まだだ!」


輝が上空を見上げると、ブロンドの男にしては長い紙を指に絡めながら自信に満ちた笑みを浮かべた男がいた。


『む、コイツは鬼人!』


「やぁ、僕の存在に気付くなんてねぇ」

「……次はお前か?」

「ふふん、まさか」

男は黒い正方形を取り出した。


「君達はまた、こいつらの相手だよ!」


黒い正方形が崩れ中から、さっきの倍の数の邪鬼が出てくる。


「あはは、じゃねー」


男は赤い光の玉を僕達に放って姿を消した。


「……このままじゃ」

「…あぶり殺しにされるな」


僕達に残された希望は増援が来るまで持たせることだ。


『グォウ』『ガェェクァ』

「簡単に覚悟きめられないな!」

「そうだね……まだ闘えるのに諦めるのは早い!」


『くるぞ!』


僕達はなんとか応戦しつつも徐々に押されている。


「さすがにこの数……ゼハァキツい」

『大丈夫か?コゾウ』

「まだまだ、倒れるわけには行かないよ!」


一遍に四体を葬り続けざまに三体倒す。


「あっ?!足が!」


体力の限界が来てしまい、足が縺れる。


や、殺られる!!


『グォウ!』


ガキン!


「そこまでだよ!」


僕を庇ってくれたのは伊吹だった。


「奏歌、よくがんばったね!」


伊吹は鎌を水平にして後ろに引く、すると刃の部分に強烈な風が渦巻き始める。

「陸絶の力を見せてあげるよ!いっけー!!」


爆風と鎌鼬でバラバラに吹き飛ばされる邪鬼達は今ので半数になった。


「夕夏!いまだよ!」

「まっかせなさい!」


いつの間にか邪鬼達の中心にいた夕夏は全体が黒く刃先の部分に掛けて幅が広くなっている槍を地面にさす。


「これできめる!!」


夕夏を中心に重力が何倍にもなり、邪鬼たちがどんどん潰れていく。


「はぁはぁはぁ、間に合ってよかった」


「ありがとう、助かったよ」

『うむ、例を言うぞ』


「ふぅ、なんとかなったな」


築けば公園はメチャクチャで大変な事になってる。


「ねぇ、輝?」

「なんだ?」

「この状況はどうするの?」

「まぁ、裏で上手いこと処理するだろ」


僕は、輝に支えられ立ち上がった。


「他は?」

「大丈夫、全部討伐積みだよ」


「よし、なら帰るか……」

「そうだね……疲れた」


僕達は公園を後にした。


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