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第11話 はじめての任務VS岡村 幽弥

長いです。戦闘書くの苦手だぁ(泣)

ついに、初任務の時がきた。

「……緊張しすぎて、気分が悪くなって…きた…」

「大丈夫っすよ!俺がついてるっす!」

胃が痛い……久しぶりにこの感覚を味わった、これほどの痛みは姉さんが……思い出すのはやめておこう。

「奏歌大丈夫だ、クルツが着いてるし、もう一人助っ人をつけた」

「本当に?」

助っ人かぁ、どんな人だろそれより任務をキチンと成功させないと!

「では、今回の任務は簡単だ、任務は“魔法道具専門武器屋フクロウ”の護衛だ」

「魔法道具専門武器屋?」

「その名前の通りに魔法加工された武器や道具を専門に扱っているんだ」

ほぇー、知らなかったそんなお店があるなんて僕も何か買ってみようかな。

「そろそろっすね、奏歌様!行くっすよ」

「う、うん!と、とにかく頑張るよ!」

僕達は一旦自分の部屋に行き装備をととの得た。

ちなみに装備は、銀王×1魔除針×4撤退用けむり玉×2だ。

「では、輝いってくるっす!」

クルツは何時もの執事服で行くらしい。

「ああ、奏歌これをつけてけ役に立つ」

輝は、黒い六角形の付いたペンダントを渡してくれた。

「ありがとう、では行ってきます」

僕達は早速、車で隣町まできた。

「ん〜いい三日月ですねぇ〜あなたたちが護衛に着いて来てくれるんですねぇ〜私が店長の黒井 梟(くろい ふくろう)です〜」

艶のある黒髪をポニーテールにしているスーツ姿の男か女かわからない中性的な顔と声で挨拶された。

「僕は、ひぐじゃなかった、狩崎奏歌です」

「ん〜奏歌くんね〜」

「俺は、鮫島クルツっす!」

「ん〜君が?!向こうの世界からたった一人でこの世界に来た少年っていうの有名だよ〜、鮫島って養子にでもなったのかい?」

クルツの意外な事実が発覚?!

「本当なの?!クルツ!」

「あれ?言ってなかったっすか?俺は本“黒の十字架”の一員っすよ」

「行ってない!初耳だよ!」

「俺は鮫島の家に養子になったっす、こっちの世界に来たのは敵になりそうな力量をもった者がいるか、どんな能力(ちから)や術があるか、あとは文化などの偵察にきていたっす」

クルツの話をきいて、愕然とする、僕は平然と異世界人と話をしていたのか。

「ん〜、それはそれは興味深い話を聞きましたねぇ〜」

「どうしたっすか?ああ、俺が怖いんっすか?」

僕の体はガタガタ震える。

「逆だよ!君が異世界からきたなんて、すごい!」

「はは、そんな反応初めてっすよ、組織の名前を出したら大抵はビビってしまうっす」

「ん〜、じぁそろそろ行きましょうか〜姫守さんもあらり待たしすきまるのもよくないですし〜」

姫守っ誰だろう?そー言えばまだ助っ人の人がいない。目的地に到着した

「姫守様はもう来てくれいるんっすか、はやいっすね」

空き地の前に、直径1メートルぐらいの箱のとなりに身長……僕より五センチくらいたかい(泣)。

髪は綺麗な茶色のボブカット、すこしつり目で小顔な年は僕らと同じくらいの女の子がいた。

「遅い!さっさと仕事を終わらせるぞ!」

「わかっています、ではフクロウ様、目的地は?」

クルツが真剣な顔ではなす、最後に〜っすがついていない、仕事についてフクロウさんと話をしている。 「……ところで、君、誰?」

「ふぇ?!」

いきなり話し掛けられて情けない声を出してしまった。

「えっと、僕は緋口奏歌です、よろしくお願いします」

「ボクは、姫守 伊吹(ひめもり いぶき)だ、よろしくな!んでなんで輝がいないんだ?」

僕はこれまでの経緯をはなす。

「いろいろ、会ったんだなまあ、なにかあったらボクを頼るといい!」

心強い、味方ができて僕の緊張も徐々にとけてきた。

「では、いくっすよ」

クルツは“黒衣の賢者”を出現させ、僕は銀王を右手で確り握る、伊吹は何処から取り出したか分からないが、自分の背と同じくらいの大鎌を取り出していた。

「ん〜新店舗はここから15分くらいですからねぇ〜」

僕達の任務は旧店舗から新店舗に移動する、極めて稀少価値の高い品物護衛らしい。

しばらくは何事もなく進む、しかし物事はそう上手く行くものではなかった。

ブォン!

突如として黒衣の賢者がぶっ飛ぶ。


「敵?でも何処からっす?!」

ブォン

「くははははぁー!コイツはイタダキやでぇー!」

突如として、フクロウさんの目の前に、白髪の少年が現れる。


「させるかぁ!」

伊吹さんが、少年に突っ込んで大鎌を降る、大鎌の先から鎌鼬が発生し、少年に向かっていく。

「はっ!そんなもん!あたらんわ!」

少年は、いつの間に移動したのか伊吹さんの真後ろに回り込み蹴りを入れる。


「はっ!弱っちいのう、人間は脆すぎて話にならへんは!」

「甘いっすよ!」

少年が高笑いをしている好きに、黒衣の賢者が体当たりを直撃させる。

「うぐぅ!」

「こいつはオマケよ!」

伊吹さんが大鎌から鎌鼬を発生させ、ぶつける。

ドコォォォン!

「まだまだやぁ、その程度じゃ、この幽弥さまには勝てへん!」

幽弥は剥がぼろぼろの太刀を取り出した。

ブォン

「あぶないっす!」

クルツが僕を突き飛ばす、直ちに鎖が迎撃するが、過ぎに消えてしまう。

「空間転移の能力か!やっかいだな!」

伊吹も幽弥が出現した場所に飛び、大鎌を振り切る。

「奏歌様?大丈夫っすか?

「君こそ!腕を斬られて!」

僕はクルツの左腕を見る、血は出てないが石化している!

「それより、この敵は予想外につよいっす、まさか鬼人がててくるなんて、だから闘いには俺達で闘いますっす!生き残ることを優先してほしいっす!」


そういって、クルツは伊吹さんの加勢にいった。


ブォン

「はは!どーや?人形使い!左腕が使えんさかいに動きがトロイで!」


振り降ろされる太刀をギリギリでかわしているクルツ、伊吹さんが援護で鎌鼬をうちだす。


「くそ!」

僕は!僕は見ていることしかできないのか!

なにか!なにか僕に出来ることは!

ブォン

「はは!おら!」

「くっ!」

クルツの放つ鎖は空しくも空を切る。

ブォン

「くそ!次から次に!」

クルツも伊吹さんも幽弥が消える度にキョロキョロしている。

ブォン

「もろおたぁ!」

ギリギリで大鎌の防御が間に合った。

ブォン

「くそ!このままじゃ!」

「やばいっすね!」

ブォン

ブォン

ブォン………。

やっぱり!クルツ達はこの転移と出現の“音”にきずいていない!

「わかったぞ!僕ならやれるはず!ちがう!やるんだ!」

僕は目をとじ、銀王に語りかける。

ぶぅぉん

銀王が大剣サイズの銀色の光に包まれる。


「フクロウさん!少し隠れていてください!」


「わっ分かりました〜」


よし!いける!僕だって闘えるんだ!


ブォン

「そろそろおわ、がふぁ!?」


「当たった!」

よし、見た感じ人間と大差無さそうだし、脳を揺さぶったんだしばらくは起きれないはず!


「奏歌!なにしてるんだ死ぬぞ!」


「そうっす!あぶないっす!」


「僕、一人だけが見ているなんて嫌だ!それに空間転移脳を見破り方もわかった、僕に考えが有ります!」

僕は、クルツと伊吹さんに作戦を伝える。


「くそが!調子にのんなよボケが!」


幽弥が立ち上がるが、まだダメージが残っているみたいだ。

「みんな!いくよ!」


「まかせるっす!」


「よし!信じるぞ!奏歌!」


「人間風情がぁ!」

ブォン

……。

ブォン

「そこだ!」

力の限り銀王でぶん殴る。

「がっ!くそなぜバレタ!」

逃がす好きもなく、鎌鼬が幽弥を直撃し腹部から血がポタポタを流れ落ちる。

「ぐふぅ!くそ!消してやる!」


ブォン……。

ブォン


「クルツ!後ろ!」

「りょうかいっす!」

黒衣の賢者の隠しナイフが幽弥の足に刺さる。


「こんなアホなこと有るわけないやろ……なにかの間違いや!」


殺気を放ちながら僕に向かってくる。


ブォン………。

ブォン…。

「死にさらせぇー!!!」鎌鼬と鎖の攻撃に真上にぶっとぶ、幽弥。


ガシャン!魔除針をセットし構える。


「伊吹さん!僕を奴のところに!」


「任せて!いくわよ!」

伊吹さんに風で僕は幽弥より高く飛ぶ。


「これで!ダウンだぁ!」

どこぉ!自分の出せる力をのせた一撃を入れてやった。

「オーライっすよ!すごいっすよ奏歌!」

「やっと、様つけずに読んだね」

「そーいえばそうっすね!改めてよろしくっす!」


幽弥の倒れているところは酷く陥没している。


「はぁ、はぁ、はぁ、チクショー、ワイがワイがまけるわけ!」


意識はあるが動けないようだ、武器の太刀も僕の渾身のせた一撃で折れてた上に銀王で石化の能力をなくした、ただのオンボロ太刀だ。


「……君の敗因は2つだ、1つは自分の力量にうむぼれ過ぎたこと、二つ目は能力に便り過ぎたことだよ」

これだけ、言うと僕は背を向けて任務の続きを始めようとする。


「………殺さないのか?」

「僕は、そんなことしたくない!甘い考えかもしれないけどね」


幽弥は苦笑しながら

「ワイは、岡村 幽弥や!覚えとけ!その甘い考えをこわしたるさかい!」

これだけ、僕に伝えると幽弥は空間転移で消えてしまった。


「こ、こわかったぁ!」

こしが抜けてた、たてない(泣)。

「ダイジョブっすか?」

こうして、僕は情けなく背負われて帰った。

でも、伊吹さんだから得した気分?

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