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プロローグ
将来の夢はなにかと問われた
強いていうなら美人のお姉さんにあんなことやこんなことをしてもらうことだが、正直に言うと警策が降ってきそうなので論語から適当な語句を引っ張った。
今までで一番幸せに感じたことはなにかと問われた
父の姉と一緒に温泉に入ったことだが、まさかこの神妙な雰囲気で言えるはずもなく、自分がしたなかで家臣が一番ほめてくれた出来事を話した。
一番不満に思っていることはなにかと問われた
知る限り一番タイプの女が兄の嫁なので偶然を装ったセクハラができないことだが、変な勘繰りをされても困るので衣服が合わなくなってどうとか身近で矮小なことを言った。
俺の人生はその程度の、実にちっぽけなものだった。
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簡単解説 警策
座禅修行の際、お坊さんが持っている木の棒。熟練のお坊さんは絶妙な痛みを提供するらしい。
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はじめまして。山根丸と申します。今作は専門知識無用を標榜した、なんちゃって戦記です。軽い気持ちで付き合っていただけると幸いです。




