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「丞相を継ぐ者」三国志向朗伝 新章『泥の下の黄天 ―大蝗と鉄鍬―』

作者:こくせんや
最新エピソード掲載日:2026/10/06
2.0万PV達成。皆様ありがとうございます。
現在火曜土曜の週2回更新中。

【作品紹介概要】

正史の勝敗は変えません。
演義との違いをお楽しみください。

『漢という国は、とうの昔に死んでいたのだ。』

英雄たちが覇を競う華やかな表舞台の裏で、世界はすでに完済不能な「負債」――崩壊した経済と物流の泥濘に沈んでいた。
この破綻した時代を繋ぎ止めるのは、伝説の英雄ではない。本と平穏を愛する一人の些末な官吏・向朗。

彼はただ、手の届く範囲の綻びを算盤の珠で縫い合わせる。
「弥縫」で目の前の平穏を紡ぐ。

これは武勇の物語ではない。
「救わず、ただ繕う。破綻のその先まで――」
算盤一つで、歴史の余白を埋める物語。

ーーーー
「丞相を継ぐ者」三国志向朗伝

蜀の無名な文官・向朗を主人公とした三国志です。

徐庶、龐統、馬良の親友と言われながら、諸葛亮の友人とはどこにも書かれていない男。
丞相・諸葛亮が五丈原に没したのち、行丞相事(丞相代理)に就きながら、その史実はほとんど知られない人物。

史書は、彼をこう記す。

朗少時雖渉獵文學、然不治素檢
(幼少からの読書オタク。生涯オタク志向)
優游無事垂二十年
(趣味に没頭すること二十年)
不干時事
(世情に興味なし)

英雄らしからぬ、その余白を埋める物語です。

【この作品がやらないこと】
史実の勝敗改変/現代知識チートによる天下統一/空想兵器化した木牛流馬

【この作品がやること】
正史の結果は固定したまま、「なぜ軍は動き、なぜ破綻せずに帰還できたのか」を描くこと。

五銖銭のインフレ、董卓小銭、直百五銖、売官、兵站・馬車限界。
木牛・流馬とは何か。
既存の三国志が語らなかった「銭と物流」の話。


ーーーーーーー

【読み方】
雰囲気だけ知りたい方は、短話版
『丞相を継ぐ者「泣いて馬謖を斬る」2万字 短話版』(N3751LU)
こちらが「法と情」の核です。約三十分で読めます。

本編は途中からでも読めます。正史の結末は変えません。
時系列の目安は次のとおりです。

189年 徐庶と向朗。剣では届かぬ悪を、計算で殺す。
193年 『南陽の残算 ―不渡りの大郡と未だ飛べぬ龍と鳳の雛―』
    銭と不渡り。未だ飛べぬ龍と鳳の雛。
227年 北伐、街亭、泣いて馬謖を斬る。
その先 諸葛亮没後、文字どおり丞相を継ぐ者へ。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
第一章 丞相を継ぐ者 諸葛亮の法に抗い、諸葛亮の情を支えた一人の友の物語。
第二章 向朗先生の三国志の歴史講座
第三章 落ちこぼれ剣客と神算の事務屋。三国志の英雄たちが「ドン引き」した、たった一夜の復讐譚 徐庶と向朗の完全犯罪
第1話 憂鬱な書記官その1/4
2026/01/16 06:00 (改)
第1話 憂鬱な書記官その2/4
2026/01/16 18:00 (改)
第1話 憂鬱な書記官その3/4
2026/01/17 06:00 (改)
第1話 憂鬱な書記官その4/4
2026/01/17 18:00 (改)
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
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