ひろい~な~おおきい~な~
青一色のモニター表示に、サーバーとの通信障害の可能性を考えたが、特にそういったエラーは出ていない。
つまり、今の状態は正常という事だ。
『ちょ、ウソでしょ!?ココどこ!?』
モニターに表示される景色は青というより群青色に近いが、そんなことはどうでもいい。
足元に陸はなく、宇宙ステージのような場所で青一色。
計器を確認すると標高がマイナス値を示していて、少しずつマイナス値が大きくなっていく。
レーダーを確認すると、一応左側100mの所に味方の反応があるけど、モニターに映っていない。
『まさかバグ!?Kaya!”宗谷”!大丈夫!?』
通信機のチャンネルをフルオープンにして二人の安否を確認する。
『おね・・ち・・・おち・・・いて~』
どうも通信状態がよくないようだが、レーダーに映っている味方の反応は、だんだんとこちらに近づいている。
『Kaya!?大丈夫なの!?聞こえる!?』
「Maya、落ち着こう。大丈夫だから。」
『おねぇちゃ~ん。こっちは~大丈夫だよ~』
レーダーの反応が50mを切ったところで、正確に二人の声が聞こえるようになった。
『二人とも大丈夫なのね!?Kayaも宗谷もデータ欠落やバイタルに異常はないのね!?』
『大丈夫~だよ~。』
「まずは落ち着こうか。」
『そ、そうね。まずはこの状況をどうやって抜け出すかよね。』
そしてレーダーの反応が25mを切ったころ、うっすらとKayaと宗谷の操作する機体が見え始め、10mを切るころにはハッキリと機体がモニターに映し出された。
「えっと、慌ててるところ申し訳ないが、そろそろ上昇しないと、ダメージエリアに到達してしまうから、まずは上昇しよう。」
『そうだね~水圧の~継続ダメージは~対策していないから~結構~厄介なことに~なるね~。』
『え?ちょっと待って。水圧?』
「ああ、海は専用対策をしてないと継続ダメージが発生するエリアがあるから。」
は?海?海中ステージって事?あ、だからモニターが青一色だったって事?ウソでしょ?じゃぁ何?アタシは勘違いしてバグと思い込んでいたって事?そんで一人慌ててたって事?
『ウソでしょ?』
アタシは整理が追い付かず、アタシはもうそれしか言えなかった。




